【#687】甘い焼き芋(紅はるか芋)
甘い焼き芋(紅はるか芋)
正月三が日が過ぎると
惣菜の売上げが
ガクンと鈍くなる
財布の紐は固い
寒いせいもあるのでしょうか
そんな時に売上げが上がる
不思議な商品があります
焼き芋(紅はるか)です
よくスーパーマーケットでは
青果売場で焼きながら
販売している店があるので
惣菜で焼き芋を売ると喧嘩になる
そんな心配があるかもしれない
青果で売っていない店なら
惣菜でたくさん売りましょう
でも写真を良く見てください
焼き芋がカットされています
普通は一本丸で売るのですが
惣菜はカットして半分で売る
これで仲良く棲み分けます
食べて甘ーく無ければ
焼き芋は売れない
サツマイモなら
皆甘いと思うのは
大きな間違いです
生芋でかじって食べて甘くなければ
いくら上手に焼いても
甘くは焼けません
生芋で齧って食べて
十分に甘い芋が
見つかったら
焼いて売り込むと
売上げアップです
★林廣美のワンポイント★
甘い焼き芋が全国的に大ブーム。惣菜が売れていない不振の時でも、自然な味の甘い焼き芋なら不思議と良く売れます。
ただし、「とにかく甘い焼き芋でないと売れない」と自覚することです。秋に収穫したサツマイモは、焼き芋用に温度管理で十分に熟成させて、初めて焼き芋用の原料になるのです。この焼き芋専用のものが別にあるので、これを仕入れて、焼き上げれば、良く売れます。
芋は「紅はるか」が一般的です。他に「シルクスイート」や「安納芋」などいろいろありますが、甘くないと売上げはパタッと止まります。テスト焼きで味見をして確認してから売り込むことです。
<By 林廣美>