【#689】烏賊と分葱の酢味噌あえ
烏賊と分葱の酢味噌あえ
毎年正月も過ぎると
惣菜の動きは悪くなります
そんな時は売れ筋定番商品を
確実に売りながら
季節の味を売り込みます
春風色の売り込み商品で
客の目を引きつけます
春のイメージは浅黄色
野山が冬の茶色から
淡く芽吹く感じのメニューです
それは旬の分葱(わけぎ)の色
緑の葉がおいしい葉ネギです
これを酢味噌で和える
和食の春の献立「ぬた」です
春のイメージを売場に演出
分葱はさっと茹でて冷やし
酢味噌で色々な材料と和えます
烏賊(イカ) マグロ タコ
アサリ剥き身 鶏ささみ など
地域によって材料が変わります
今回は烏賊の刺身で和えました
★林廣美のワンポイント★
たくさん数を売る商品ではありません。春のイメージを売場に出すのが目的です。
分葱の緑が客の目を捉えます。葱の色が悪くなると売れなくなるので、売場に出す直前に分葱と酢味噌を和えてパックして陳列します。
春の酢の物は柔らかな酸味で仕上げます。酸味を柔らかくするには、甘みを少し強めに味付けします。酢味噌は、酢と白味噌と味醂、砂糖にカツオダシ、水少々を加えて混ぜて好みの味につくります。酸味が強いと売れないので気を付けます。
<By 林廣美>