【#717】生姜風味・夏かつ丼
生姜風味・夏かつ丼
「暑い時には
かつ丼は売れないもの」
と決めてかかるのは商売下手
「スタミナを付けるために
かつ丼が一番」とPOPに
夏でもサッパリと食べられる
秘策の味付けが必要です
夏のかつ丼は
だし(カツオ)と醤油
みりんと砂糖
粉末のダシも加えて
少し濃い目の味付けにして
確りとカツを煮込んで
卵でとじてつくる
塩分を欲しがる夏の味
豚カツを煮る濃い目の
タレをつくります
隠し味に酢を
酸味を感じない程度に
少し加えます
するとこってりでサッパリの味で
脂っこさを抑えてくれます
溶き卵でとじてご飯の上に乗せます
仕上げの盛り付けが肝心
トッピングに甘酢のショウガを
たっぷりと載せるのがコツです
青みはお好みで
写真ではグリンピースです
最近テレビ映画で
刑事ものを見ていたら
犯人がかつ丼を見て
白状をする場面
昔のかつ丼は力がありました
かつ丼のおいしさは不思議味です
だからおいしいカツ丼ならば
売れる数は減りますが
夏でも定番で売れるのです
冷麺との組み合わせの
プチかつ丼も人気があります
★林廣美のワンポイント★
酢には塩味をまろやかにする効果があります。濃い目の味には酢を隠し味にして味を抑えます。
夏はサッパリ味だと言いますが、スタミナ回復には「こってり+サッパリ味」です。つくり立てのかつ丼は夕食にも売れます。
<By 林廣美>