【#735】ほうれん草とキノコの胡麻和え
ほうれん草とキノコの胡麻和え
寒くなると懐かしい味が
食べたくなるのは不思議
12月の前半は和風の時期
煮物や和え物が売れるのです
とくに胡麻和えはピッタリ
肉ジャガや筑前煮の煮物に
胡麻和えや辛子和えなど
売場は急に和風になります
問題もあります
胡麻和えをつくった時
朝と夕方とでは味が大変化
つくった時には美味でも
時間経過で味が薄くぼやける
なんとかならないだろうか
「何とかなる!」
それが林流「二段構えの術」
キノコを使う術なのです
ほうれん草は冷凍を使います
その方が異物の混入を防げます
解凍したら水気をよく切って
塩を軽め薄味に振ります
キノコ(シメジ)と人参を
薄い塩水で茹でて
水気を確りと絞ります
業務用の「胡麻和えの素粉末」
を用意して材料に混ぜて味付け
よく混ぜます
材料に下味が付いているので
時間が経って水が出ても
キノコが水を吸ってくれます
ほうれん草は少々値段が高くても
解凍するだけで食べられる
色の良い国産冷凍を使います
★林廣美のワンポイント★
ほうれん草は冷凍で解凍するだけで使える、国産の物を探して使いましょう。異物混入のクレームなどを考えるとその方が安全です。
普通の胡麻和えは時間が経つと調味料の塩味が具材に浸み込んでしまい、味が薄くなりまずくなるのです。そこで、塩で下味を付けます。キノコの材料も塩味の水で下茹でをしておきます。水を良く切って、それから胡麻和えの素(最近はメーカーの業務用調味料あり)をあえてつくります。材料に下味を付けるのが和え物の技です。
<By 林廣美>