【#776】焼き魚(鯖、鮭、ホッケ)~売れない焼き魚を売れるようにする極意~
焼き魚(鯖、鮭、ホッケ)
~売れない焼き魚を売れるようにする極意~
おいしいしっとりした
焼き魚を食べたい
そういう願いは
お金を持った高齢者が多い
そして安くておいしい焼き魚に
巡り合った人は必ず固定客になる
家庭ではつくれないからです
魚は何でも
売れる訳ではありません
「安くておいしい」は
なかなか難しい注文です
人気はサバ(ノルウェー産)
サケ
ホッケなど
食べたら身は柔らかく
薄い塩味がして
焦げた香りもする
そんな「焼き魚」が人気なのです
(問)焼き魚は焼くとカチカチになるのはなぜ?
(答)それは強火で焼き過ぎです
惣菜の焼き魚は難しい
なぜならいつ食べるか分からない
焼き立てを食べてもらえません
惣菜の焼き魚は普通の
焼き魚ではありません
でも上手な焼き魚を売りたい
それにはコツがあるのです
魚の鮮度は良いですか?
魚臭いと二度と買いません
新鮮な冷凍魚を使いましょう
鮮度の良い冷凍魚を解凍し
薄く塩をしてしばらく置いてから
スチコンのヒートの
低い温度で魚に火を通します
「焼く」のではありません
「蒸し焼き」です
次は大事な焼き目です
これは直火のバーナーです
寿司のあぶり焼きの要領です
身はしっとり柔らか
焦げ目も香ばしい
おいしい魚の焼き魚ができると
じわじわと人気が上がり
固定客が増えるのです
★林廣美のワンポイント★
売れないのは焼き過ぎだからです。サバもサケも焼き過ぎると硬く、パサパサになります。スチコンの中心温度計を必ず使います。これを一番厚みのある魚の身に刺して加熱して、75℃になったら、身に火が通っているので取り出します。
次に焦げ目です。バーナーで炙るようにして焦げ目を付けます。焦げ目は濃くせず、軽めに。バーナーを魚に近づけたり遠ざけたりして、きれいに付けるように加減します。
<By 林廣美>