【#786】旨鮭ほぐし身の季節ご飯 ~ほぐしておいしい季節の秋鮭~
旨鮭ほぐし身の季節ご飯
~ほぐしておいしい季節の秋鮭~
秋鮭の季節
不漁が続いて高値の食材に
それでも季節のものが食べたい
お客はわがままです
そこで惣菜が知恵を出します
鮭のおいしさを
弁当に仕上げました
本当は秋鮭を大きな切り身で
ご飯の上に乗せたいのですが
値段が合いません
手軽に食べられるように
大辛、中辛塩サケを
焼いて身をほぐして
散らして仕上げます
炊いたご飯に
業務用の散らし寿司の素(野菜)か
混ぜ込みご飯の素(野菜)を
混ぜ込んで混ぜご飯をつくります
味は少し薄めに
具とご飯の量を調節します
トレーに盛り付けます
その上に焼いてほぐした鮭を
散らして盛り付け
千切りキュウリをトッピング
★林廣美のワンポイント★
この商品のし好傾向はどちらかというと、女性向け。過去のし好調査で、男性は白ご飯を好み、女性は炊き込みご飯を好むと出ています。女性客の多いスーパーでは平日は小パックで売り込み、夕方や土日祝日は家族向けに中・大パックで売り込みます。
生鮭のほうが安いからと塩を振って焼き、ほぐして使うのは禁止です。生鮭は水っぽく、弁当には合わないので売れません。加工された甘塩鮭のおいしさを売り込むことです。
稲荷寿司のご飯や、そのままおにぎりに商品化することも可能。POPを付けて季節の味として売り込みます。
●林先生のお料理コーナー
鮮魚の生鮭の切り身は塩、コショウ、小麦粉をまぶして、フライパンを使って油でムニエルに焼きます。レモンバターソースか、タルタルソースで食べるのが良いと思います。ただしこれは惣菜では難しいですね。バターソースはフライパンでバターを焦がすように溶かして、レモン汁を多めに絞って入れて火を止めて作ります。タルタルソースはマヨネーズに生の玉ねぎのみじん切りを入れて、市販の寿司酢と牛乳を少し加えるのが林式です。この二つが入ると不思議とソースがおいしくなります。玉ねぎが面倒な時はレタスのみじん切りなど、ほかの野菜を加えてもいいと思います。ソースの味付けは塩だけ。分量は自分好みに。塩はひかえめが良いと思います。
<By 林廣美>