【#787】冷めても柔らかいハンバーグ~売れそうで売れないハンバーグのお悩み解決~
冷めても柔らかいハンバーグ
~売れそうで売れないハンバーグのお悩み解決~
「ハンバーグなら手づくりに限る!」と
つくってはみたものの
売れるようで売れない
惣菜のハンバーグ
なぜ売れないのだろうか?
理由は簡単です
食べる時にハンバーグが
硬いからです
困ったことにハンバーグは
優秀なシェフが
真面目につくればつくるほど
売れずに悩むのです
弁当のハンバーグも
単品のハンバーグも
シェフが本物だとつくっても
ロスの連続です
その理由は
「牛ひき肉」が原因です
牛ひき肉は冷めると
とてもとても硬くなるのです
パン粉を多くすれば柔らかくなるのでは?
そんなことはありません
柔らかいハンバーグをつくるには
たくさんの工夫と手間がかかります
そこですでに焼き上げてある
メーカーの惣菜業務用の
柔らかいハンバーグを使います
この時の選ぶ条件は
冷めても柔らかいハンバーグです
悔しいけれども
ハンバーグだけはメーカーに
勝てないようです
冷めても柔らかい物を
業務用で探して使います
目玉焼きがあるとさらに
よく売れます
★林廣美のワンポイント
ハンバーグはソースで勝負です。柔らかいハンバーグをさらに美味しくするにはソースです。業務用デミグラスソースなら何でもよい訳ではありません。選んだハンバーグとソースを合わせて試食して味を確かめてソースを選びます。塩味などの相性があるのです。とにかく 1に柔らかい、2に柔らかい ハンバーグが必要です。後は価格。美味しいからと言って価格が高いと売れません。美味しく仕上げて、少し高いかな! 位の価格が狙い目です。私の指導した工場では10年以上ベストテン入りで売れています。
●林先生の家庭用お料理コーナー
家庭で有名シェフに負けないハンバーグをつくろう!林先生のハンバーグはスーパーのお買い得品の「牛豚合い挽き肉」に、意外や意外、「鶏ひき肉」を加えます。鶏ひき肉の分量は、合い挽き肉の半分。これがコツです。これで柔らかいハンバーグができます。
さらにおいしくする助っ人を入れます。それは乾燥した「車麩」です。2~3個を粉々に潰して、パン粉の代わりに使えばよいのです。「麩」なら車麩以外でも構いません。後はあなたがいつもつくっている、自慢のハンバーグのつくり方でつくるだけです。パン粉を使っうと、粉っぽく、団子風になってしまいますが、「麩」を使うと、さっくりとレストラン風にでき上がります。
デミグラスソースはハンバーグを焼いたフライパンを洗わずに、ケチャップとウスターソース、砂糖少々を入れ、これに市販の粉末「デミソースの素」と水を適量加え、ひと煮たちさせてとろみを付けると、本格風のソースができます。これをハンバーグにかけます。
<By 林廣美>