【#809】シャキシャキ新ごぼうサラダ~季節必須サラダには売れる仕掛けを~
シャキシャキ新ごぼうサラダ
~季節必須サラダには売れる仕掛けを~
日本人はゴボウが好き
金平ごぼう
ごぼう天
そして新ゴボウを使った
旬のサラダは特に人気が高い
ならばメーカーから仕入れるのではなく
手間をかけて手づくりで
期待をして販売!
でも思ったほど売れなかった
おや?
香りと歯ざわりのいい
新ゴボウの季節がきましたと
ゴボウの千切りを茹でて
食感を活かして
ドレッシングと和えて
つくったのですが・・・
人気どころか
おいしくないとクレームが!
和食店で食べた時には
おいしかったのに
季節の味でつくって
販売したのに残念・・・
なぜ?
材料は
千切りゴボウ
千切りニンジン
マヨネーズ
摺り胡麻
トッピングには
千切りキュウリ
単純なほど難しい
次のワンポイントを
よく読んで製造すれば
人気サラダとして注目されます
★林廣美のワンポイント★
ゴボウは専門業者から、千切り済みのゴボウとニンジンを仕入れます。
これを歯ざわりよく茹でて、マヨネーズ系のドレッシングを和えてでき上がり!?これでは、必ず失敗をします。それは食べてみれば分かります。口の中でマヨネーズが先に喉を通ってしまい、口の中には味の無いゴボウだけが残って、まずく感じてしまうのです。
おいしくするには、口に残ったゴボウがおいしくなければいけません。つまり、ゴボウに味を付けることが必須なのです。
①千切りゴボウとニンジンをただ茹でるのではなく、酢を入れた薄味のダシで炊いて味を浸み込ませます。軽い酢味の煮物といったイメージです
②煮汁に漬けたまま冷やして味を付けます
③ザルに上げて、しっかりと水気をきります
④冷ましたゴボウとニンジンを、摺り胡麻入りのマヨネーズ味のドレッシングと合わせて仕上げます。
ゴボウにおいしい下味を付けることで、味がよくなり、人気が出るのです。
●林先生の料理教室コーナー●
青果売場で新ゴボウを買います。このゴボウとニンジンで「きんぴらごぼう」を多めにつくってください。これを2つに分けます。1つはいつものきんぴらごぼうで食べます。もう1つは、キッチンペーパーの上にきんぴらごぼうを乗せ、ペーパーをかぶせて手で押すようにして汁気を取ります。(さっと水で洗ってザルに取り、ペーパーを使って同じように水を切ってもOK)
水分を切ったきんぴらごぼうにマヨネーズと摺り胡麻(練り胡麻でもOK)を混ぜて和えます。ゴボウに味が染みていておいしいサラダに仕上がります。
<By 林廣美>