【#811】暑い時の定番「麺セット」~猛暑にパワー出動!~
暑い時の定番「麺セット」
~猛暑にパワー出動!~
地球温暖化は季節の商品の
時期を変えてしまいます
気温が30℃近くになると
ランチタイムの弁当は
売れなくなります
代わりに冷たい「麺セット」や
「おにぎり」が売上げをカバー
暑さが売れ筋を自動的に変えます
海老天入りのミニ天丼と
つゆで食べる「ざるうどん」の
定番セットが
売場の人気になります
昔から気温が30℃を超えると
サッパリとした食べ物に
好みが変化するので要注意
温暖化で夏が早く来ています
ミニ天丼は惣菜の商品を使用
小さめの海老天
ミニサイズのナス天とカボチャ天
天丼のタレを掛けます
麺は惣菜用の冷やし「うどん」
水でほぐして使います
天かすと小葱をトッピング
これは猛暑時の強力弁当です
夏の必須定番商品です
暑さには「うどん」
忘れずに実行することです
★林廣美のワンポイント★
日本人は伸びた麺をことさらに嫌います。そこで、伸びなくておいしく食べられる惣菜用の麺が出回っています。今までの茹でうどんと違い、茹で麺なのに伸びない、保存がきく、という麺です。特別な粉を使い、水でほぐして盛り付けができる「冷やしうどん」をメーカーが開発したのです。この麺を使えば、夏の弁当の売上げ減をカバーすることができます。「売れたらつくる」の鮮度重視で品揃えすることが大事。
●林先生の料理教室コーナー●
麺料理で厄介なのは、麺の「伸び」です。昔から小麦粉でつくる麺は、「茹でたらすぐ食べる」が鉄則です。本来、小麦でつくる麺の「伸び」を止める方法はありませんが、あるメーカーが特殊な澱粉を混ぜて麺をつくったところ、茹でてから時間が経っても、伸びにくい麺ができました。味はどうでしょうか?普通の「茹で麺」をレンジでチンをして一度、麺を熱くしてから水で冷やして、麺を冷たく締めて食べる方法もあります。
しかし、せっかくの麺料理です。大変でしょうが家庭では「生うどん麺」を茹でて、水で締めて、おいしい「冷やしうどん」を食べて欲しいと思います。
<By 林廣美>