【#818】フレンチ「チキンカツ」デミグラスソース~ボリュームおかずを量販~
フレンチ「チキンカツ」デミグラスソース
~ボリュームおかずを量販~
安くて
おいしくて
おかずボリュームなら
フレンチの技術でおいしさ満喫
アメリカやフランスでは昔から
鶏ムネ肉はモモ肉よりも
高級肉なのです
モモ肉はダークミートといい
貧しい庶民の肉なのです
アメリカやヨーロッパで
嫌われ余った鶏モモ肉が
たくさん日本に来ているのを
知っていますか?
日本人の鶏ムネ肉は嫌!
パサつきが嫌い!
それは日本人が肉の調理法を
知らないからです
鶏ムネ肉をおいしく商品化する!
それが林惣菜の腕なのです!
鶏ムネ肉の調理法です
卵の半熟がおいしいように
鶏ムネ肉も半熟がおいしい
揚げすぎ焼きすぎ煮すぎ禁止
日本人はこれが下手なのです
肉を半熟に揚げる
つまり揚げ過ぎないこと
これでおいしいフランス流
鶏ムネ肉を上下二枚に
厚さをそろえてカット
大きなもの 1枚
小さなもの 1枚
カットして売るので
問題はありません
ふっくらと揚げたカツには
おいしいソースが必要ですね
業務用のデミグラスソース
おいしいものを選びます
トロミの濃いものを探して
トレーに入れたカツにかけます
★林廣美のワンポイント★
鶏ムネ肉を2枚に厚さを同じにカットして大、小のチキンカツとして販売しても構いません。とにかく揚げ過ぎずに、半熟に柔らかく揚げて販売するとヒットします。何回かテスト揚げをしてマニュアルをつくって商品化をします。
カットしてソースを絡めればフレンチ風に。注意点はソースのトロミ。トロミは大切な販売ポイントになります。ソースのとろみが薄い時には、ソースに特殊な小麦粉(市販の「こんな小麦粉欲しかった」など)か、片栗粉を加えて加熱加工をしてトロミを調整します。
●林先生の料理教室コーナー●
何もかも値上がりで大変な時期です。安い鶏ムネ肉でとびきりおいしいチキンのメニューをつくってください。鶏ムネ肉は、焼き過ぎない、煮過ぎない、揚げ過ぎない。肉を半熟に(ステーキでいえばミディアムです)仕上げれば、鶏モモ肉を超える素晴らしいおいしさです。アメリカやフランスでは主婦が上手に加熱調理をします。
チキンカツをフライパンで少ない油で揚げ焼きをする時は、下の片面がきつね色になったら、ひっくり返してぐっと弱火にして、1分ほど蒸らすように揚げ焼きすれば肉が半熟になります。半熟のおいしさを知れば、鶏ムネ肉が御馳走になります。
デミグラスソースは市販のデミグラスソースの素(粉末)を利用します。簡単につくるには甘いとんかつソースとケチャップ、これにデミグラスソースの素を好みで加えてレンジで加熱すればインスタントでソースがつくれます。
<By 林廣美>