【#820】鶏照り焼きと味付け玉子~売上げ不振時には鶏惣菜が決め手~
鶏照り焼きと味付け玉子
~売上げ不振時には鶏惣菜が決め手~
原材料の値上がりで
惣菜が苦戦中です
そんな時には鶏惣菜が
毎日のおかずとして
昔から人気となるのです
安くておいしいたんぱく質
家族のみんなが好きな味
それを客が惣菜に求めます
味つけ卵と
鶏一口照り焼きの詰め合わせ
手づくりでつくりやすく
しかも人気のあるメニュー
味つけ卵は
茹で卵を濃い味の醤油ダシに
漬け込みます
一口照り焼きは
鶏モモ肉をひと口大に切り
切った肉を
焼鳥のタレに半日ほど漬け込み
スチコンで焼き上げたメニュー
どちらも嫌いな人はいない
大人気メニューで外れはありません
人気のメニューと人気メニューを
合わせた強力商品です
しかも夏にふさわしい自慢商品
自信をもって売り込みます
★林廣美のワンポイント★
味つけ卵は茹で卵を出しの効いた「ダシ醤油(濃縮タイプ)」に漬け込み、冷蔵庫で一晩保管してつくっておきます。半分に切って、パックに詰めて商品化します。
一口鶏モモ照り焼きは業務用の「焼鳥のタレ」をひと口大の鶏モモ肉にまぶして、これも一晩冷蔵庫で味を含ませます。ただし味が濃くならないように注意しましょう。
卵は販売当日に半分に切ります。漬け込んだ鶏肉は店のバックヤードのスチコンで焼き、タレをまぶして手づくり感を演出します。残念ながら焼鳥のタレは、業務用のおいしい、照りのあるタレを選んで使うのが無難です。
●林先生の料理教室コーナー●
家庭での鶏の照り焼きは、タレを手づくりにします。タレの分量(割合)は醤油1、本味醂1、砂糖1です。タレは日持ちしますので、多めにつくっておくと便利です。
ひと口大に切った鶏モモ肉をポリ袋に入れ、つくったタレを5%くらい好みで加えて、味を付けます。後で仕上げにタレをまぶすので、味は薄めがおすすめです。軽く揉んで、できれば冷蔵庫で30分ほど寝かせます。フライパンで鶏肉の両面を焼き上げたら、さらにタレを少しかけて仕上げます。
味付け玉子は前日に茹で卵をポリ袋に入れて麺つゆ(濃縮タイプを薄めずに)を加えて一晩冷蔵庫にいれて味を付けておきます。
照り焼きは鶏モモ肉でなくても安い鶏ムネ肉でつくっても、おいしくできます。ただし、ムネ肉を使った時にはくれぐれも焼き過ぎないようにするのがコツです。
<By 林廣美>