【#829】昔ながらのナポリタン
「昔ながらのナポリタン」
~利益の大きな惣菜の人気惣菜~
原料何でも値上がりで
売上げと利益が厳しい今
人気の高いレトロメニュー
利益のある商品として
注目の的になっています
「ナポリタン」と言えば
レトロな喫茶店の人気定番商品
安くて旨くてボリュームがある
惣菜でもランチタイムの評判
しかものびたパスタでも
炒めるテクニックで
もっちりのアルデンテ触感
これができれば
惣菜の定番メニューOK
とは言うものの
おいしくつくるには
惣菜ならではのテクニックが
必要になります
喫茶店では前日に茹でて
冷蔵庫で保管したのびているスパゲッティを
大きなフライパンで
麺がもちもちになるまで
炒め上げるのです
大量につくらなければならない惣菜では
スチコンを使います
スチコンをオーブンモードに
セットしてから
ホテルパンを使います
保存してのびたスパゲッティに
ケチャップソースをまぶして
ホテルパンに広げて並べ
高温のオーブンモードで
表面を焼いたら上下を返して
さらに焼き上げます
もともち感が出たら
トレーに盛り付け
野菜と海老、刻んだハムを
別で炒めて味付けして
トッピングします
★林廣美のワンポイント★
のびたスパゲッティがもちもちになるのは、高温で焼くことで麺の表面が加熱されて水分が抜けるからです。これで不思議ともちもちになるので、ひっくり返してさらに焼くことでもちもちが倍増、炒めたようにおいしくなります。茶色く焦げると失敗なので、焦げる間際まで焼きます。
ホテルパンにソースを絡めたスパゲッティを2~3センチ高さで薄く広げるようにして並べます。スパゲッティがぶ厚くならないようにするのがコツです。
焼く前にまぶすケチャップソースは、ケチャップに多めに油と、コンソメの素の粉末と塩を加えて(好みの味にして)火にかけて、ケチャップの赤色が深赤色になるまで鍋で炒めます。ソースには業務用のパスタソースを使って効率化するのもOKです。
ソースをのびたスパゲッティにまぶしてスチコンで焼きます。160℃~170℃で少々間をかけて焼き、さらに麺をひっくり返してさらに焼き上げます。海老とハム野菜は別で炒めて味付けし、トッピングに使います。
●林先生の家庭料理教室●
スパゲッティを多めに茹でておいてのびた麺を、フライパンで炒めるだけでおいしくなるのでとても便利です。少な目の油とケチャップ、コンソメの素を入れてフライパンで炒めて、好みのケチャップソースを作り、茹でておいたスパゲッティに合わせます。炒める時は、強火で焦がさないように、少し時間を掛けて(これがコツです)炒め上げるとおいしくもちもちにつくれます。海老やベーコンやウインナーなどを、野菜と一緒に炒めておいてたっぷりトッピング。見た目もきれいに仕上がります。
<By 林廣美>