【#848】レンジでアツアツ「野菜たっぷり けんちんうどん」
レンジでアツアツ
「野菜たっぷり けんちんうどん」
~ボリュームと安さとおいしさ~
冬に人気のアツアツ「うどん」は
惣菜が苦手なメニュー
「茹でうどん」を使った
惣菜の「うどん」商品は
時間と共にうどんが
伸びてしまってまずくなり
とても不評でした
ところが
最近の麺づくりが進化して
伸びにくい麺ができたのです
チャンス到来です
つゆにも一工夫
粉ゼラチンを使って
つゆをゼリー状に冷やし固めます
固めてあるので
汁がこぼれません
これで陳列も安心
客が持ち歩いても
こぼれる心配なし
不思議なことに
このゼリー状のつゆは
レンジでチンをすると
アツアツの液体スープに戻ります
これで食堂に負けない
「惣菜うどん」の誕生です
同じ作り方で
ラーメンも惣菜でつくれます
惣菜の焼き豚をのせて
人気は上々
売上げもアップ
★林廣美のワンポイント★
おいしい「うどんのつゆ」をつくります。「麺つゆ」をうどん用に薄めます。さらにおいしくするために、業務用のダシ袋(鰹節などが袋に入れてある)と、けんちん汁の野菜の具を加えて加熱。野菜が煮えたら、野菜と汁に分けます。面倒でも汁は「必ず計量」しておきます。ゼラチンの分量を決めるために必要だからです。野菜は後で具として盛り付けるので、別にしておきます。
汁だけを鍋に入れ、味を確かめて火にかけます。温まったら火を止めて、汁を50~60℃(必ず温度計で計る)まで冷ましてから、汁の分量の3%の粉末ゼラチンを加えて、汁の温度をキープしながらゼラチンを完全に溶かします。ゼラチンは溶けやすい「粉ゼラチン」を選んで使うのがポイントです。ゼラチンが溶けたら、バットなどに移して、冷蔵庫で冷却します。すると、汁はゼリー状に固まります。
この汁ゼリーを固まったままの状態でスプーンを使って、販売用のうどん用の丼トレーに必要量入れます。ゼラチンが崩れても構いません。ぐずぐずの状態で表面を平らにならして、その上に煮て分けておいた「けんちん汁の野菜の具」を写真のように盛り付けて蓋をして商品化。冷蔵庫で冷やして保存し、冷ケースで販売します。
販売時には説明書を付けます。必ず加熱テストを行い、「500W電子レンジで〇〇分加熱してお召し上がりください」と温め時間を入れた説明書を添付して販売します。
●林先生の家庭料理教室●
今週はお休みです。
<By 林廣美>