【#854】プロの衣で売れる「季節の天ぷら盛り合わせ」
プロの衣で売れる「季節の天ぷら盛合せ」
~超寿命定番の売れる鍵~
海と里のおいしい材料
(イカ、アジ、海老)や
季節ごとに変わる
スーパーの青果売場にある
野菜とキノコなど
季節に合わせて材料が変わる
惣菜の「季節の天ぷら盛り合わせ」
材料は同じなのに
不思議と売れる店と
売れない店があるのです
答えは単純
天ぷらの衣です
衣が厚くもなく
薄くもなく
華が咲いて美しい
そうです
見た目です
昔から天ぷらは「惣菜の華」です
「天ぷらがおいしそうで綺麗ならば
ほかの商品もおいしいに違いない」
と言われます
天ぷらは衣が決め手
綺麗な華が咲いてこそ
人気が出るのです
写真の衣のように
おいしそうにつくれれば
超寿命の定番商品になるのです
コツさえマスターすれば
誰にでもつくれます
コツは下の「ワンポイント」をチェック!
★林廣美のワンポイント★
天ぷらの衣は、厚くならず、薄くならず、食べておいしく、程よくパリッと。説明は難しいけれども、つくり方は難しくありません。
まずは「天ぷら粉」。必ず業務用の天ぷら粉を用意します。小麦粉メーカーの指定の天ぷら粉と分量と、水の分量(メーカーによって多少分量が変わります)を合わせますが、この水に仕掛けをします。卵を入れずに「マヨネーズ」を水に対して2%弱の分量を入れて良く溶かし、天ぷら粉に加えてよく混ぜます。さっくり混ぜるのではなく、泡だて器などでしっかりと混ぜまることがコツです。後はいつものように材料に溶いた天ぷら衣を付けて揚げるだけです。衣の付き具合を見ながら、水の分量を加減して揚げます。何度も揚げてコツをつかみます。頑張ってください。
●林先生の家庭料理教室●
天ぷらを揚げると、そこら中に油が跳ねて汚れるのが嫌という人が多いのですが、これは材料に水分が多いのが原因です。海老や魚、野菜の水分はキッチンペーパーでしっかりと吸い取ってから、粉と天ぷら衣を付けて揚げると油の跳ねがぐんと少なくなります。またフライパンの油を少なくして、焼くように揚げるとよいでしょう。油が少なくて済みます。惣菜の天ぷらと違って、見栄えより味を優先。天つゆは「麵つゆ」を利用します。
<By 林廣美>