total beauty―アメリカで注目の玄米食
最近は、美容スパを完備したアスレチックジムが増えています。
そして米国の大都市に住むミドルクラスの6人に1人が、それら施設のメンバーになっていると言われています。
休日は施設で1日過すという人も少なくありませんので、ほとんどが食事が出来るカフェテリアを完備しています。
食事のメニュー内容はヘルシー、そしてローカロリーが基本です。
ベジタブルサンドイッチ、野菜サラダやフルーツに混じり、豆腐や玄米、そして海草などの食材が人気です。
ここ10年ほど、豆腐は日本からやってきた美容健康食の代表としてアメリカに浸透してきました。
その豆腐よりも食べ応えがあり、カロリーも低く、繊維が多く含まれた玄米が注目され始めました。
ただし皆様もご承知のように、玄米は上手に調理しないと美味く食する事が難しい食物です。
まだ玄米が出始めの頃に、現地の健康食品店で調理したものを食べてみましたが、ぽそぽそして味気なく、身体に良ければ多少のまずさは仕方ないかと自分に言い聞かせて食べるような味でした。
しかし最近は、玄米をクリスピーに揚げたものや、生の玄米を歯ごたえを残すように、少しだけ水につけて柔らかくしてから、レーズンやアーモンドと一緒にカレー風味のサラダにして調理したものなどがあります。
これが結構美味しいのです。
そして繊維質が豊富で、美容に効果的なわかめやのりなどの海草(SEAWEED)も好まれています。
牛蒡やニンジン等の根菜を、玄米で作った酢飯と海苔でまいた玄米寿司は、アスレチックジムのカフェや食品マーケットでアメリカ人が好んで買っているのを、よく見かけます。
アメリカ人にとって日本食は健康で美容に良いというイメージが定着しています。
歌手のマドンナさんが日本人お抱えシェフが作るマクロビオティクを主体とした食生活にすることで、年齢を増しても衰えることをしらない美しさを保っていると、雑誌等で語られていることも影響しているのでしょう。
美容を追求しているアメリカ人達にとって、健康志向は必然的、そして日本の伝統食はその代表なのです。
全米でトップ10に選ばれた南カリフォルニアにある「ラコスタリゾートスパ」内の「SPA CAFE」も、セレブがお忍びで訪れる究極のスパ宿泊施設「ゴールデンドア リゾート」の食事にも、必ずといっていいほど、豆腐、玄米、海草などの食材が登場します。
スパのトリートメントを満喫した後に、ハンバーガーとコカコーラはご法度!
ヘルシージャパニーズフードで、身体の中からもキレイにすることが米国流トータルビューティなのです。