The New World of Health & Beauty ヘルス&ビューティの新しい世界の訪れ?
さて、今回は近い将来のヘルス&ビューティの世界に、大きな影響を及ぼしていくであろう
「遺伝子サイエンス」についてお話をしたいと思います。
遺伝子研究の延長線上で、
個々が生まれながらにして持っている肉体の情報を探し出すことができるのです。
そのデータをもとに、各自が必要なサプリメントを摂取するりとで、
足りない部分をサポートしていくというシステムです。
この新しいシステムの宣伝カタログの最初のページには、
“今までguesswork (当てずっぽう)でサプリメントを選んで購入していた貴方が、
これからは一番ベストなものを選ぶことが可能になるのです。”
と書かれてあります。
そのキャッチフレーズに心を引かれた私は、遺伝子の検査を受けることにしました。
方法は簡単です。キットを購入し、その中に付いている綿棒で頬の内側の粘膜をそぎ取り、ラボに送り、
結果を待つだけです。
そして、先日その結果を頂きました。
少し専門的な話になりますが、
これは、DNAの、SNP(スニップ)と呼ばれる一塩基多型の解析です。
人間が個別にもつ体質の違い、例として、極端に言えば、アルコールに強いとか、弱いとかを表すものです。
現在のテストでは体内の免疫機能に携わる12のSNPについて解明できます。
テスト結果を緑(理想的)と赤(反理想的)の2種類に色分けし、赤色の枠に**のマークが2つあれば、
そのSNPに関連する身体の機能が、生まれつき欠落していると説明されます。
従って、それらの欠落を改善するのには、問題に的を絞ったサプリメント等の摂取を行い、身体全体をオプチマム(最善)な状態にして、体内に侵入する病原菌を打ち負かす機能をつけ、そして、怪我や内部の身体的問題がおこった際の自己治癒力を高めるというのが狙いのようです。
もちろん肌や髪のコンデションの改善もその意図に含まれています。
結果のレポートを見ながら、専門的な成分名に並んで、
エステシャンである私の興味を引いたのは、CoQ10、ビタミンやコラーゲンなどのスキンケア化粧品にも含まれる成分名でした。
私は、体質的にコラーゲンの燃焼が他の人より早すぎるので、体内に残るコラーゲンの量が少ないとあり、コラーゲンを増やす補助食品を多く取ると良い書かれていました。
逆に体内中のユビキノール(CoQ―10が体内に変化したもの))が減少しにくい体質のため、CoQ10は十分に足りているのだということでした。
この情報は自分のお肌の手入れにも役立てていこうと思っています。
この結果に基づいて、私は自らの遺伝子に欠落しているサプリメントのみを購入し、飲み始めています。
これから自分の身体にどのような変化が訪れるのか、とても楽しみです。
皆様にもチャンスを見て報告していきますね。
さて、この遺伝子テスト。
欧米で急速に浸透していくものと思われ、ヘルス&ビューティの新しい幕開けとなっていくのでしょうか。
今後に期待したいものです。
五十嵐ゆうこ