米国エステシャン日記登場―この手の向こうに
★★わが社の女性コーディネーター五十嵐ゆうこが、
★★エステシャン日記を書いています。随時ご紹介します。
★★彼女はエステシャンでもありますが、
★★JACのロスの元オペレーションマネジャー。
★★現在、トレーダーの日本商品買い付けの通訳もしています。(by浅野)
THROUGH THESE HANDS
この手の向こうに―米国エステシャン日記第1回です。
今、日本でLOHAS(Life Styles Of Health And Sustainability)が話題です。
ご存知のように、LOHASは、「健康を重視し、それを持続できるライフスタイルが可能な社会を作っていく」という欧米で生れたコンセプトです。
このLOHAS志向は米国の健康・美容業界に最も影響を与えています。
サロンや一般で使用される化粧品にも即効性のあるレテインA、ヒヤルロン酸、フェノキシタール、グリコール酸やハイドロキノンなどの成分を含む化粧品と並び、抗酸化に優れたザクロ、クコの実やベリー等の植物から抽出した成分を使用したプロダクトも次々に発売されています。
これらは持続して使用することで肌を内部から健康な状態に導きます。そして独自に免疫力を強化することによって様々な肌のトラブルを改善させるのです。特に敏感肌の人は、負担をかけないので、安心して使用できます。
そのほかにも、動物実験をしていない(動物虐待をしていない)とか、リサイクル資材を利用したエコロジカル素材の容器を使用している、あるいは売り上げの一部が環境改善運動に寄付されることをパッケージにうたっている製品なども見られます。
全米で開かれるスパコンベンションでも、ハンガリーで有機栽培され、人の手で丁寧に摘み取られた植物を原料に用いたスパプロダクトのEMINENCE (www.eminenceorganics.com) のブースは、他社に比べて全体的に価格設定が高いにも関らず、いつも大勢の人で賑わっています。
実は私は7年前に、大病を患ってカリフォルニア州とメキシコの国境の近くにある代替療法の療養所であるOptimum Health (www.optimumhealth.org)に、家族と離れたった一人で、一カ月の間、暮らしました。
オプチマムヘルスとは、最善の条件に満たされた健康な状態という意味です。
ここでは、自分が健康になるということだけに集中すべきという理念のもとで過ごします。テレビ、ラジオや新聞もなく、携帯電話の使用も制限されます。早朝5時半から夕方まで、体操とウオーキングに始まり、ヨガやストレッスなどのエクササイズプログラムをこなします。そして同時に、精神デトックスの方法論や瞑想、自家菜園法、健康維持のためのクッキングクラスなどを自由に受けることが出来ます。
そして毎日、自分たちで栽培した有機野菜を食し、1日に最低2回は、やはりここで栽培したWHEATGRASSという高濃度の葉緑素と酵素をとったり、マグネシウムやミネラルを含む強力なデトックス効果のある青汁を絞って飲んだりします。その青汁を肛門から注入して大腸を洗浄したりもします。(http://www.wheatgrass.com/introtowg/faqs.htmlを検索するとその効能が書かれています)
施設内部には、トリートメントセンターがあります。そこでは、外部から招いたプロのセラピストによるマッサージやレイキ療法、そしてコロンハイドセラピーという特別な機械とマッサージをもちいて宿便をとるトリートメントを行えます。
ホームスキンケアのクラスもあり、ここで有機野菜や青汁やゴマをすりつぶして作ったパックを作り、皆で試しました。
私の場合、最初の1週間は解毒による好転反応で、体中に吹き出物が出来、心細さもあいまって食欲も気力も無くし、かなり辛い状態でした。しかし2週目からみるみる元気が出てきて、食事も美味しく吹き出物も治まり、1月後にはすべすべの肌になりました。
その後は、このセンターで学んだ生活を根気よく続けながら治療を続けたので、元気に働きながら病を克服出来たのです。
このOptimum Healthでの経験が、その後の私のライフスタイルに非常に強い影響を与えました。
美と健康は、けして切り離せないものだということを、身をもって知り、食事療法やサプリメントなどについても興味をもって勉強するようになりました。お客様のカウンセリングやホームケアについてアドバイスさせていただく際にも、非常に役立っています。
今思えば、私が一時期体験した辛い日々は、今の自分を支えるために神様が用意された最善のチャンスだったのです。
これからもさらに精進して、様々なお肌のトラブルを抱えたお客様にOPTIMUMなスキンケアを提供していければと思います。
(五十嵐ゆうこ、JAC/浅野スタッフ)