ライフ阿波座駅前店を訪問
2016年3月30日にオープンした
大阪市西区のライフ阿波座駅前店を訪問しました。
まず、青果コーナー。
10種類のりんごの品種と特徴を表示したPOP。
手頃な価格のりんごからブランドりんごまで、
種類豊富に取り揃えている。
こちらは、里いもの品種別特徴と調理との相性表。
陳列された種類も多いので、この表示は親切だ。
一覧表だけではなく、プライスカードにも
それぞれの食感と調理法を表示している。
柑橘類コーナーの上に、
「ココの売場担当のスタッフ募集中」の表示。
この場所に掲示するのは、松尾健次店長のアイデア。
「野菜高騰中」のカードは、
パックのカット野菜を対象に掲示。
割安感をアピールし、野菜購入を迷ったお客を引き付ける。
野菜バイキングでは、ミニトマトだけではなく、
ミニキャロットやペコロス、
そしてカットブロッコリーも揃える。
鮮魚コーナー。
「本日コレおすすめ」のカードが付けられていたのは、
天然ぶりと天然つばす。
他の魚種も豊富で、少量パックも充実しており、
買いやすい。
黒板シートのPOPでは、
魚売場で迷っているお客に調理のヒントを提案。
さらにPOP下部には
「もちろん、従業員もお教えしますよ」と表示し、
しっかり対話もアピールする。
博多の名店監修の焼魚、煮魚コーナー。
調理のたれに使用している調味料を表示している。
そして、広く展開する精肉売場。
ケース上のパネル。
イラストもかわいい。
ステーキの焼き方は、
肉の厚さに対する焼き時間を表示している。
さらに肉を柔らかくする方法。
すりおろし玉ねぎやキウイフルーツなどは知られているが、
ヨーグルトを塗りこむ方法もあるとのこと。
対象の野菜、果物が家に保存されていない場合に
違うカテゴリーの商品を使用する方法を示すのは親切。
こちらは鶏肉の料理に適した各部位のパネル。
簡潔に表示し、見やすい。
鶏肉の惣菜コーナー。
阿波座駅前店限定の商品を揃え、
チキンフェアを展開している。
揚物コーナー。
ディスプレイパネルもおしゃれなデザイン。
ケース上には、惣菜コーナーの曜日奉仕のパネル。
曜日別の奉仕商品を表示している。
ちなみにこの日は火曜日だったので「コロッケの日」。
こちらでも黒板シートを使用したPOP。
文字のメリハリもあり、ていねいに描かれている。
生麺コーナーでは、
グルテンフリーの商品も
しっかりパネルでアピール。
お米のうどんやパスタ、ラーメンなどと共に、スープを揃える。
「アレルギー配慮商品」のスポッターで、
分かりやすく訴求している。
ベーカリーコーナー。
ケース内は、134円均一の菓子・調理パン。
惣菜コーナーと同様に、
火曜は菓子パン、水曜はフランスパンなど、
曜日ごとの奉仕品をパネルで表示。
この店は2層店舗で、
2階には、グロサリー、酒、衣料などを揃えている。
床面のコーナー表示は、
お客から「コーナーが分かりにくい」との指摘を受け、
対応したそう。
結果、目に付きやすく、とてもいい対応だったようだ。
阿波座駅前店では各売場で、
きめ細かなPOP、特にショーカードが目に付いた。
とくに手描きのPOPでは、親しみやすい文章で、
見やすく、お客との距離感を縮めているような印象を受けた。
私には、
「お客とのコミュニケーションを生かし、
POPづくりに反映することが、
これからの常連客づくりの一助となるはず」
との想いがかねてからある。
いま、その仕組みを構築中だ。
<By 中山政男>