引き算を考える
このようなPOPを見た方は多いはず。
作った人は、「さー作るぞー。」と意気込んで
パソコンに向かっている姿が浮かんでくる。
「キムチ鍋だからぁ・・・ インパクトが欲しいな。」などと
写真やイラスト、飾りケイ、書体を選んで、
入れ込んでいるうちに止まらなくなってきたようだ。
また、なぜか焼き肉類や韓国風鍋物などでは、
バックの色は 『黒』 だ。
作業を終え、「イメージでてる。」と満足して売り場に。
しかし、どうだろう。
店内のPOPが全てこのような作り方ではないはず。
どうしても他のPOPと見比べると違和感がある。
色使い、飾りケイ、文字ワクの色、文字の大きさなど、
各パートごと、打ち込む作業を一段階でも引いてみてはどうか。
「POPなんか目に付けばこれでいいんだ。」と、よく言われるが、
そんな気持ちで作っているとしたら、
お客の立場としてはいい気持ちはしない。
ショーカード(商品説明カード)などを作る場合、
POPとはいえ、多少でもデザインを考える必要があるのだ。
作り終えたら、余計な飾りを入れていないか、大きすぎないか、
引き算できるところを最終確認する。
対象商品を格下げしないように。
<By 中山政男>