みんなの研究はつながっている
渋木克久です。
結城先生、第二期生のみなさん、昨夜は楽しかったですね。
そして、名古屋さんと星山さんにもお目にかかれてよかったです。
ゼミ生の研究の進捗状況を知ることができる週1回のゼミは、
本当によい刺激になり、土曜日が訪れるのを楽しみにしています。
そんな毎回のゼミで感じることがあります。
それは、ゼミ生全員の研究テーマが関連しあっているということです。
他のゼミ生の研究テーマと最も離れていると思われる私の研究でさえ、
じつは深いところでつながっているのだと考えさせられることが多々あります。
今回はその一例を挙げさせていただきます。
私は多国籍企業論に基づいて研究を進めていますが、
先行研究を読んでいると慣れない経済学用語に遭遇することがあります。
いま読んでいる文献に“monopsony”という言葉が出てきました。
一般的な英和辞書には載っていません。
The Economist onlineにグロッサリーがあり、そこにはこう記されています。
「1者の買い手によって支配された市場」
“monopsony”における買い手は、原材料から労働に至るまで
価格設定のマーケット・パワーを持つことになります。
結城ゼミの基調テーマである「コモディティとノンコモディティ」に
非常に関係が深いこの“monopsony”という概念。
富士通総研シニアマネジングコンサルタントの西田武志氏は、
この“monopsony”の概念を流通業にあてはめてコラムを書いていらっしゃいます。
結城ゼミ第二期生の研究の入り口はそれぞれ違うものでも、
研究を進めるうちに一つの結節点に向かっていくのではないかと予感させられます。
今後が楽しみです。
<渋木克久>
5 件のコメント
渋木さん、昨日は楽しかったですね!僕も渋木さんと同意見で結城ゼミの研究内容はどこかで繋がってるという気がします。
興味深く、またとても刺激になる良い場ですよね。
論文執筆なんて一緒に走ってくれる人がいないとすぐに脱落してしまいます。
渋木さん、引っ張っていってくださいね!
よろしくお願いします。
猪股さん、コメントありがとうございます。
ゼミ生がお互いから学びあい、喜びを感じながら研究することが、
結城ゼミの価値を高めることにつながるのだと思います。
これからも一緒に走りましょう!
それから、先日、池袋駅を歩いていたらビアガーデンの広告が目に飛び込んできました。
今度、ゼミを早く切り上げてみんなで行きましょう!
第一期生もぜひご一緒に!!
引っ張る方向が違うかな?
渋木さん、猪俣さん。
その通りです。
私も単行本など書くときに、
担当編集者が一緒に走ってくれると、
本当に助かります。
逆に、一緒に走らない編集者に当たると、
なかなか進みません。
孤独なランナーは、辛いものです。
結城ゼミはチームです。
それがいいところ。
でも、最後の最後、ラストスパートは、一人です。
ラストスパートだから、孤独を感じている暇はありません。
それがいいのだと思います。
結城先生、昨日はお疲れだったみたいですが大丈夫ですか。
論文ラストスパートの孤独なランナー身にしみました。
でも、孤独なランナー僕も好きです。
大好きです。
最後のスパートでは
「みんな、がんばろうな!」
という気持ちを旨にゴールまで一気に走り抜けられるといいなと思います。
猪俣さま、ちょっと疲れていることは確かですが、
ゼミのみんなと飲んでいると、妙に元気が出てきます。
誰でも、結局は、孤独なランナーです。
誰でも、最後は、孤独なランナーです。
ただし、ほかにも孤独なランナーがいることを知っていれば、
少しは安心できるというものです。
他の孤独なランナーが、同じような方向に向かって走っていたら、
妙に元気が出るというものです。
by 結城義晴