Jul2週/梅雨前線の活動弱い Jul3週/梅雨明けタイミング不透明
既に梅雨明け発表がされている沖縄~九州南部地方は、
いずれも平年及び前年に比べ、梅雨明けがかなり早くなっています。
いかにこの時期、太平洋高気圧の勢力が例年に比べ、
かなり強くなっているかが分かります。
この先の、地方別梅雨明けのタイミングは非常に不透明です。
現在、梅雨前線の活動は弱く、日本列島周辺をフラフラしながら、
時折消滅するなど、梅雨明けのタイミングが
見計らい切れない状況となっています。
ただし少なくとも7月中旬頃までは、
このような太平洋高気圧の勢力の強い状態が続く見通しで、
関東以西ではすっきりした青空が広がった日に合わせて
梅雨明け発表の見込み、つまり、“待ち”の状態です。
北陸~東北はまだしばらく梅雨前線の影響を
受けやすい状態が続き、梅雨明けのメドが立ちません。
【7月第2週(7/4~7/10)のお天気予測と販促ポイント】
週前半、梅雨前線が日本列島を南下するため、
北日本・西日本中心に雨の降りやすい天気の日があるが、
全般に梅雨前線の活動は不活発で薄日のさす天気の日が多い。
関東甲信では、基本的に梅雨前線の影響を受けにくい日が多く、
日中は薄曇りの日が多い。
まだ気象庁から
梅雨明け発表がないのがもどかしいが、
実質、梅雨が明けている状況と
同じと考えていただいて差し支えない。
ビール・チルド飲料・制汗剤など、盛夏物中心の売り場に。
北日本も気温は平年並みかやや高めの日が多いものの、
前週に比べると少し下がるため、
盛夏物需要は一旦下火になりそう。
定番系のメニューを想定した売り場づくりをしよう。
七夕の日、関東~北海道にかけては、
晴れ間の多い予想なので、星空が拝めそう。
【7月第3週(7/11~7/17)のお天気予測とMDポイント】
日本列島周辺での梅雨前線の活動が更に弱まり、
日本列島付近で前線が消滅することもありそう。
順調にいけば前週末から当週前半のどこかで、
梅雨明け発表の可能性がある見込み。
朝からすっきり晴れた日がチャンス。
ただし太平洋高気圧の勢力が徐々に弱まる傾向なので、
「梅雨明け十日」という安定した夏空はあまり期待できず、
時折、夕方からのにわか雨や雷雨がありそう。
体を直接的に冷やす側面の強い飲料やアイスクリームだけでなく、
スタミナ回復目的でのウナギや焼肉、
ビタミンB1を多く含んだ食材(豚肉など)が好まれる見込み。
ただあいにく、北陸~東北ではまだ梅雨前線の名残の
雨雲が位置するため、梅雨明けのタイミングが不透明。
メドは立たず。
その後7月後半にかけて、太平洋高気圧が
一層勢力を後退する予想なので、
北陸東北の梅雨明けは7月下旬から8月にずれ込むかもしれない。
<By 常盤勝美>