Jul.5週/大気の流れ変化 Aug.1週/太平洋高気圧が弱まる?
【7月第5週(7/25~7/31)のお天気予測と販促ポイント】
台風6号の通過によって、
日本付近の気候変化パターンに多少変化が生じた可能性がある。
東日本~西日本では全般に雲の出やすい天気の日が多い。
太平洋高気圧の勢力は強く、
高温となる要素はあるのだが、
日差しが少ない分、気温上昇は抑えられる。
晴れ間の多い北海道と関東では、
気温が平年並みか、やや高くなるものの、
それ以外の地方では、おおむね平年並みか、
若干、平年より低めとなる可能性がある。
ただし、冷夏を想像させるような涼しさにはならない。
例年、気候条件的には1年の中で最も気温の高くなる時期だが、
今年に関しては6月下旬~7月中旬の気温が非常に高かったため、
すでに気温のピークは過ぎた可能性もある。
盛夏物・真夏物商品は、徐々に在庫圧縮方向で。
先日21日の土用丑の日は、
多くの地方で涼しいくらいの陽気になってしまい、
うなぎの売上げには大きなダメージとなったと思われる。
今年は8月2日に「二の丑」があり、
もう一度うなぎの積極販促を仕掛けたいところだが、
第2週目は、気温が全国的に平年よりやや低めと予想されている。
二の丑のうなぎも不調に終わってしまう可能性あり。
今週は日差しさえ出れば、かなり気温が上がると思われる。
うなぎの在庫過多にならないように気をつけつつ、
販促も積極的に。
【8月第1週(8/1~8/7)のお天気予測とMDポイント】
ついに太平洋高気圧が息切れするタイミング。
上空には、やや強い寒気が流れ込む予想で、
全般に変わりやすい天気となる。
日中晴れても、午後から夕立・にわか雨が起こりやすい。
夕方16時を過ぎてからのにわか雨は、
客足の大きな落ち込みにつながる。
降り続く時間の長さによっては
その後の客足回復が期待できなくなるので、
レーダー等で雨雲の動きをこまめに確認されたい。
また、気温は全国的に
平年よりやや低めの可能性が高いと予想されており、
少なくとも厳しい暑さは期待できない。
今年は全国的に梅雨明けが早く、
夏の到来が早かったため、
そろそろ夏用メニューに飽きが出始める頃。
まだ時期的には早いが、
最高気温が28℃に達しない、
あるいは最低気温が22℃を下回ると予想される日は、
秋用メニューの提案も良い。
サンマ、きのこ類が時期的には適当だが、
状況によっては、これらの食材が安定的に供給されない場合もある。
中間的な気候(春秋や、冷夏・暖冬時)に好まれる中華惣菜の提案もよい。
チルドフルーツもおすすめ。
二の丑のうなぎはあまり期待できない。
たまたま当日暑さが厳しくなって、
高い売上げが達成できたら「ラッキー」くらいの気の持ちようで。
<By 常盤勝美>