Aug.4週/週後半は蒸し暑さ戻る Aug.5週/基本的には残暑
【8月第4週(8/22~8/28)のお天気予測と販促ポイント】
前週19日(金)頃から秋雨前線が
日本列島南岸付近に停滞するようになったため、
全般にぐずついた天気となった。
また東日本を中心に、気温が平年をかなり下回っている。
今週前半も東日本では気温が平年より低い状態が続き、
それ以外も平年をやや下回ると予測されるが、
週後半は全般に平年並みに戻るだろう。
曇りがちの天気である状態は続くが、
少し蒸し暑くなる。
ただし、お盆休み前の頃のような、
気温が35℃前後まで上がる猛烈な残暑にはならない。
この週末はサンマやきのこ類など、
秋の味覚が売り場を盛り上げたことと思う。
週前半は引き続き秋の味覚に関心が高まり、
コンビニ等ではおでんの売上が伸びそうなので、
仕込みは計画的に。
週半ば以降、秋の味覚は一旦、需要停滞。
しかし人間の体は今回の涼しさで、
すでに秋の到来を本能的に察知し、
寒さに耐えるための体づくりに
生理メカニズムを切り替えているため、
真夏に比べてベースとなる“好みの味覚”が変化している。
秋は甘い物に対する関心が高まる。
つまり、暑さがぶり返すと、
冷たい食感のものと甘味系、両方とものニーズを満たす食材として、
果物類や炭酸飲料、果汁飲料、野菜飲料などが好まれる。
主食系のおかずとしては、刺身類などを中心とした冷食感系か、
ハンバーグなどを中心とした定番系である。
【8月第5週~9月第1週(8/29~9/4)のお天気予測とMDポイント】
基本的にはこの期間も、
気温が平年よりやや高い状態が続く。
残暑傾向。
これまでの違いとしては、残暑がずっと続くわけではなく、
時折、秋雨前線の影響で雨が降って、しのぎやすい陽気となる。
この時期の温度MDの基本は、
気温が平年より高く、かつ30℃を超える場合は、
焼き肉などのスタミナ系。
30℃に達しないならば定番系。
気温が平年より低い場合は
秋の味覚系(サンマ、きのこ、炊き込みご飯など)
あるいは中華料理系、そしてフルーツ系。
9月1日の二百十日は防災の日。
今年は震災の影響もあって、
防災意識が非常に高まっており、
この期間、防災グッズの特設売場をつくることも有効。
また、まだ不確実だが、週初めから半ば頃にかけて、
九州方面に台風が接近する可能性がある。
いずれにしても、地震だけでなく、
台風被害に対する関心も高まる時期である。
<By 常盤勝美>