Nov.5週~Dec.1週/前半高く、後半低い 2週/強く冷え込まず
【11月第5週~12月第1週(11/28~12/4)のお天気予測と販促ポイント】
日本付近上空の偏西風の流れは、
例年に比べ、その軸がはるか北の方に位置している。
しかも日本付近には強い寒気が
南下しづらい流れとなっている。
週前半はほぼ全国的に気温が平年より高くなる。
一部地方では大幅に高く、
ぽかぽか陽気。
関東など、太平洋沿岸地方の一部だけは、
日差しが少ない分、気温の上がり方がやや鈍いため、
それほどの暖かさにはならない。
週後半は北日本上空に、
この時期らしい規模のやや強い寒気が南下する。
全国的に気温は低下傾向。
北日本では一時的に平年を下回る寒さになるが、
東日本~西日本ではせいぜい平年並み程度。
ただし、週前半の暖かさからの反動があるため、
体感的な寒さは強く、鍋物は再び動きが良くなる。
今週の鍋物食材の動き予報は
「鈍のち活発」。
関東北部内陸部~中部地方より北側の地方では、
朝晩の気温が0℃以下に冷え込み、
鍋物だけでなくシチュー類などの動きも良くなる。
気温が高めの前半は
焼き肉や揚げ物などのほうが動きは良さそう。
【12月第2週(12/5~12/11)のお天気予測とMDポイント】
気象庁が11月24日に発表した
向こう3カ月間の長期予報によると、
12月の気温は全般に上方修正された。
ラニーニャ現象が発生して、
寒冬となる確率がやや高まっているとはいえ、
目先はしばらく気温が高い状況が続く。
このブログをお読みいただいている皆様は、
かねてからあまりラニーニャ現象発生を楽観できないと
申し上げていたため、それほどのサプライズには
ならないと推察する。
この期間もちょっとした寒気の流れ込みはあるが、
強い寒気の南下はなく、引き続き気温平年並みか、
やや高めと予想される。
ただし前週前半のような極端な高温の可能性は低い。
鍋物食材に特に勢いもなく、
安定的にダラダラと売れていく感じ。
さて、12月10日(土)は皆既月食。
日本全国で観察できる。
月食は日食に比べて起こる頻度が多いため、
部分月食も含めれば日本付近でもほぼ毎年観察できる。
しかしながら、最近、
皆既月食はほとんど起こっていないと感じる
地方の方も多いのではないだろうか。
実はここ10年で、日本で観察できる
皆既月食は4回もあったが、
多くの地方であいにくの天気だった影響で、
ほとんど観察ができていない。
もし今回観察できれば、多くの地域で
2000年7月16日以来、11年5か月ぶりとなる。
時期的には冬型の気圧配置になりやすい頃なので、
太平洋側の地方では見られる可能性が高く、
日本海側では見られる可能性は低い。
果たしてどうなるか。
10月中旬以降、土日に天気崩れるパターンが多く、
12月3日(土)頃も天気崩れる予想となっている。
現時点では観察できるかどうかは
微妙な情勢といったところか。
次回の部分月食は2012年6月4日の予定。
そして、その次の皆既月食までは少し間があく。
2014年4月15日(2年5か月後)の予定。
<By 常盤勝美>