Jan.2週/強い寒波がくる 3週/寒中らしい寒さが続く
【1月第2週(1/9~1/15)のお天気予測と販促ポイント】
現在、日本付近上空の寒気は“なべ底型”である。
特別強い寒気はそれほど頻繁には
流れ込まないものの、
やや強めの寒気が断続的に流れ込んでいる。
そのため、気温の低い状態が続いている。
今週も、基本的に気温は平年より低め。
ただし週前半は、クリスマス以来の
強い冷え込みがようやく一段落する。
風がやや弱まっているため、
平年並みの気温水準であっても、
穏やかな陽気と感じそう。
しかし穏やかな陽気も束の間。
週半ば以降には、また強い寒波がやってくる。
前回のクリスマス寒波のように
長く続く感じではないが、
12日(木)頃は全国的に気温が
平年を大きく下回り、
厳しい寒さとなりそう。
天気に関しては、冬の天気分布パターン。
北陸から北の日本海側では雪の降る日が多く、
山陰地方と南西諸島では雲が多め。
それ以外の各地は乾燥した晴天となる。
食卓は相変わらず鍋物中心であるが、
11月頃より積極的に食べ続けてきているため、
だいぶ飽きが進んできている。
年間定番メニューのハンバーグや野菜炒め、
その食材となるひき肉などの
ウェイトがやや高まる時期。
厳しい寒さが続き、あちらこちらで
インフルエンザの流行が拡大してきた。
風邪薬、咳止め薬、しょうが、マスクなどの欠品に要注意。
また、携帯カイロなどの寒さ対策グッズも、
寒さのピークにあわせて、
売上げも年間ピークとなる時期なので、
しっかりと準備をしよう。
【1月第3週(1/16~1/22)のお天気予測とMDポイント】
なべ底型の寒気の状態が続き、
気温はまだまだ平年より低め。
当分、この低温傾向の終わるきざしは見られない。
ただし、平年並みの気温水準であっても、
多少穏やかさを感じることはありそう。
16日(月)頃は、関東以西の太平洋側で
天気が崩れる可能性あり。
その規模は流動的で、
結局天気が崩れない可能性も捨てきれない。
もし低気圧が比較的陸地に近いところを通れば、
これらの各地でも雪や雨となるかもしれない。
降れば、かなりまとまった量となるが、
降るか降らないかは微妙な判断。
来週はじめの天気に注目しよう。
関東以西の太平洋側の各地における
シーズン最初の本格的な降雪時に、
特需が見られる商品をおさらいする。
・タイヤチェーン
・スタッドレスタイヤ
・雪かき用スコップ
・竹ぼうき
・そり
・ゴム長靴など
これら商品の特需は、
シーズン2回目・3回目の降雪時には
見られないので注意。
多くの家庭で、1回目の降雪時に
買い揃えてしまうためである。
なお、食料品で、雪によって敏感に反応する
アイテムはあまりないが、
ホット飲料系は全般に好調となる。
<By 常盤勝美>