Jan.4週/西回りの寒気 Jan.5週~Feb.1週/寒さ続く
【1月第4週(1/23~1/29)のお天気予測と販促ポイント】
今週、日本列島上空に
強い寒気がまた流れ込む。
今回は上空大気の流れの影響で
西日本により深く入り込むため、
西日本中心に平年より低い気温となる日が多い。
寒気自体が強いため、
北日本でも気温は低く、
猛烈な寒さとなる。
今回の気圧配置パターンの場合、
北陸~東北を中心に雪が降る。
北海道では雲の切れ間から
晴れ間が見える日もある(里雪型)。
週末、太平洋側の各地では
久しぶりに雨か雪が降り、
空気の乾燥状態が一旦解消された。
しかし、またすぐに空気は乾燥傾向。
昨今の冷たい雨と
それまでの空気の乾燥が続いた状態など、
インフルエンザの流行規模が
大きく拡大しやすい気象条件が揃っている。
感染に対して最大限の注意を。
寒さ対策のカイロや湯たんぽなどが
引き続き売れ行き好調と予想される。
風邪薬やマスク、しょうが湯なども
売上げ水準の高い状態が続く見込み。
今回の寒気は昨年1月の状態と似ている。
昨年1月は西日本中心に全国的に気温が平年より低く、
かなり寒い陽気だった。
昨年の販売POSデータを参考に、
この時期の売れ筋を見極めると良い。
【1月第5週~2月第1週(1/30~2/5)のお天気予測とMDポイント】
寒気は、日本列島上空に停滞し、
冷え込みが緩む兆しはまだ見られない。
引き続き、気温は平年より低めと予想される。
日本海側では雪が降りやすく、
太平洋側では乾燥した晴天となる。
ただし、2月上旬は関東など東日本の太平洋側では
最も雪の降りやすいシーズンである。
過去10年間で、雪を観測したのは6回、
つまり60%くらいの確率で雪が降る時期。
一方、寒さのピークを越えつつあり、
人々の関心も本能的に冬物から春物へと移行する。
冬物衣料や日用雑貨、家電などの耐久財は
2月に入ると、価格訴求なく販売するのは難しくなる。
そろそろ見切り・手仕舞いの時期を見極めるころ。
寒さが厳しいため、節分は恵方巻のほかに、
温かいはまぐりのお吸い物の売上げが特に高そう。
<By 常盤勝美>