Feb.2週/気温変動が大=春が近い証拠 3週/北日本の気温低め
【2月第2週(2/6~2/12)のお天気予測と販促ポイント】
西日本を中心に
気温変動の非常に大きい1週間となる。
6日(月)~7日(火)は、
日本付近を気圧の谷が通過するため、
全般に風向きが南寄り。
西~東日本で気温が平年を上回り、
春到来を感じさせるような暖かさとなりそう。
西日本中心に雨量がまとまる可能性がある。
東日本の太平洋側でもほどよいお湿りとなる。
ただし、ポカポカ陽気も束の間。
その低気圧が東海上に抜けた後は
また強い冬型の気圧配置となり、
上空には非常に強い寒気が流れ込む。
気温が一気に下がりそう。
場所によっては前日より10℃以上も
気温が低くなるところがあるかも。
週末にかけてまた冬の陽気が続く。
今週のポイントは、
陽気の変化に対応した売り場を
臨機応変につくれるかどうか。
週初めは飲料やパン類、中華類、
刺身類などが伸びそう。
本来は春野菜をドレッシングやマヨネーズサラダにして
食べるのがこの時期向き。
しかし青果の相場が高いのが懸念材料。
気温の変化が大きく、
陽気の寒暖差が激しいのは、
季節が進んだ証拠でもある。
厳しい冬の終わりの兆しが見えてきた。
【2月第3週(2/13~2/19)のお天気予測とMDポイント】
前週半ば以降の寒気流込の影響が残り、
気温は平年より低めのところが多い。
ただし、12月中旬~2月初旬に
断続的にやってきていた
非常に強い寒気と比べれば、
だいぶ規模も弱く、動き自体が早くなっている。
よって、これまでのように、
非常に厳しい寒さが、
何日も何週間も続くことはない。
気温の大きな上下を繰り返しながら、
徐々に春を迎える。
例年よりは春の訪れはやや遅いものの…。
この期間のポイントは、バレンタインデー。
味覚的にも意味のあるイベントである。
このタイミングでチョコを多く口にすることで、
甘味に対する飽きが加速する。
ウェザー・マーチャンダイジングの基本として、
暑く感じる日は酸味・辛味、
寒く感じる日は甘味という法則がある。
このバレンタイン頃から、
一層、酸味や辛味に対する関心が高まっていく。
味覚の変化から、提案するメニューの内容を
変化させるタイミングでもある。
<By 常盤勝美>