Feb.4週/週半ばに天気の崩れ 5週~Mar.1週/また少し寒さ戻る
【2月第2週(2/20~2/26)のお天気予測と販促ポイント】
天気の変化がだいぶ
目まぐるしくなってきた。
今週最大の注目ポイントは、
週半ばの天気の崩れ。
日本の南を低気圧が通過する影響で、
北海道を除き、ほぼ全国的に天気が崩れる。
懸念点は、降るのが雨か雪か。
東北地方の平野部から東日本内陸部では
雪の可能性がやや高い。
関東南部の平野部は判断が非常に微妙。
低気圧の進むコース自体は、
大雪となってもおかしくない。
ただし上空の寒気は一時的に後退傾向。
結局最後まで雨か雪か判然としないまま、
当日を迎えることになりそう。
そもそも低気圧のコースが微妙であるため、
気温が高めか低めかも、流動的である。
小生は低めと予想するが。
いずれにしても、
まとまった降水量となる。
週始めは上空の寒気の影響が薄れ、
気温がおおむね平年並みになるので、
西日本中心に穏やかな陽気。
気温以上の暖かさを感じる。
ようやく、中華総菜、パスタソース、
サラダ関連アイテムが大きく伸び始める。
野菜の相場高が懸念されるが。
野菜飲料、果汁飲料、炭酸飲料などの
少し甘味の強いチルド飲料も動き始める。
反面、天気の崩れの後の週末は
また一時的に強い冬型の気圧配置となり、
気温が大きく下がる。
気温の上下が非常に大きく、
陽気の寒暖差が激しい。
週始めの穏やかな陽気をきっかけに、
スギ花粉の飛散が本格的に始まると予想される。
時期的には大量に飛び始めてもおかしくない。
しかし、低温傾向が続いていたために、
飛散しやすい気象条件が整わなかった。
20(月)頃から本格的に花粉飛散条件が整う。
あわてて薬などを買い求める人もいるでしょうから、
売り場での積極的なアピールを。
【2月第5週~3月第1週(2/27~3/4)のお天気予測とMDポイント】
前週末の寒気の影響が残り、
気温は全般に平年並みかやや低めの予想。
この週末はまた高めに気温が推移する可能性もあり、
気温変化の大きい状態が続きそう。
関東以西の太平洋側で
すっきりしない天気が続く気候になりやすい時期。
このような天候を「菜種梅雨」と呼ぶ。
早ければ菜種梅雨のような天候となりそう。
その場合、関東以西の地方では気温の上がり方が鈍く、
また気温低めの傾向が続くおそれがあるので、
今後の状況に注目を。
1月までは低めの気温が商売上は
プラス方向に働くことが一般に多いものの、
2月以降の低温の継続は
むしろ春夏物の立ち上がりを鈍らせ、
商売上にマイナスに作用することが多い。
衣料品を中心に春物の立ち上がりは
苦戦が強いられていると推測される。
気温傾向として、低温傾向が一朝一夕に解消し、
すぐ暖かくなる兆しは見られないため、
厳しい状態が続く。
ただし、低温傾向が1週間以上にわたって
長引く状況はようやく解消されているので、
日々の陽気の変化にあわせ、
タイミングを見計らって春物の積極提案を。
早くしないと、もう夏物商戦開始まで
2カ月を切っている。
また、気温の変化が大きく、
陽気の寒暖差が激しい状態が続くと、
体温調整に疲れ、交感神経機能が低下し、
体調を崩しやすくなる。
健康管理にも留意を。
<By 常盤勝美>