3月2週/気温の波が非常に大きい 3週/西日本中心に気温低め
【3月第2週(3/5~3/11)のお天気予測と販促ポイント】
5日(月)~6日(火)にかけて、
日本付近を低気圧が通過する影響で
全国的に天気崩れ、南風が強まる。
特に南風が強まった地方では
“春一番が吹いた”
と発表される可能性がある。
関東以西の各地では日中気温が
17~18℃まで上がって、
サクラの花が咲くころのような
生暖かい陽気となる。
その後、一時的に冬型の気圧配置となった後、
また日本の南に前線が停滞しやすくなり、
すっきりしない天気の日が多くなる。
今週の天候に関するもう1つのポイントは、
寡照(かしょう:日照時間が少ないこと)である。
期間後半は風向きが
全国的に北寄りとなるため、
気温の上がり方が鈍く、
この時期としては少し薄ら寒い陽気となる。
気温変化の波が大きい1週間。
週前半~半ばの気温高めの日は、
牛乳を始めとしたチルド飲料やアイスクリーム
を仕掛けたいところ。
しかし、晴れて暖かい期間はそれほど長くないため、
爆発的な需要はあまり期待できないかも。
先週末のひな祭りで
ちらし寿司などの和風のメニューが多かった反動で、
この週は非和食(中華やパスタ類)が
特に反応が良さそう。
チルドの洋生菓子なども好適。
【3月第3週(3/12~3/18)のお天気予測とMDポイント】
三寒四温の時期。
寒い日と暖かい日を
数日程度のサイクルで繰り返しながら、
徐々に気温が上がっていくのが本来であるが、
今年は中々すんなりと気温が上がっていかない。
この期間、特に強い冷え込みというわけではないが、
気温は西日本中心に平年並みか
やや低めの日が多そう。
薄ら寒い陽気。
サクラのつぼみも足踏み状態。
早い年なら、この時期、
西日本の各地でサクラの花が咲き始めるが、
今年はもう少し先となりそう。
(ただし秒読みではある)
この時期の薄ら寒い陽気に注目される
アイテム群としては、引き続き中華やパン類。
最高気温が平年値に届かない日は
おでん類や野菜スープ類(ポトフなど)
の需要も期待できる。
反面、牛乳などのチルド飲料は、
そこそこの需要は当然あるものの、
思ったほどの反応にはならないか。
ご承知のとおり、昨年は震災直後で、
販売データは異常値となるため、
一昨年のデータを参考にされている
企業が多いと推測される。
一昨年は月末に強い寒の戻りがあった以外は
気温が平年よりやや高めの時期が多かった。
一昨年の気候を振り返る際、
参考にしていただきたい。
1カ月トータルの気温は全国的にほぼ平年並みだったが、
雨が多く日照時間の少ない3月だった。
<By 常盤勝美>