May 2週/気温トレンドは下降気味 3週/前半中心に寒気の影響
【5月第2週 (5/7~5/13)のお天気予測と販促ポイント】
週前半は気温の高い状態が続く。
晴れて気温が上がると、にわか雨・雷雨に注意。
しかし、前週末からの寒気は一旦弱まる方向なので、
北海道を除いて大規模な雷雨・にわか雨の可能性は低い。
ただし、週後半には再びやや強い寒気が南下する。
関東以西でも気温が25℃を超える日の割合はやや減り、
日中は清々しい陽気。
朝晩はかなり冷える。
東日本~北日本の内陸部では遅霜のおりる可能性がある。
お茶・果物などを栽培されている農家の方は
特に遅霜被害に警戒を。
寒気の影響で北日本中心にすっきりしない天気の日が多い。
西日本はまずまずの晴天が続く。
五月晴れ。
今週の販促イベントとしては、
5月9日(水)の「アイスクリームの日」が比較的メジャー。
ただ近年、ゴールデンウィーク明けに寒気が入り、
一旦涼しい陽気となる年が多く、今年もその傾向になりそう。
暑さが一段落してしまうため、
9日のアイスクリーム販促には、
気象条件は”後押し”してくれないかも。
それ以外の日も、この時期は乾麺やめんつゆ、涼味系を
積極的にアピールしたいところだが、
体感的な暑さはやや弱まるため、
むしろ練り物系や菓子パン類などへの
関心が高くなると予想される。
パンメーカー各社のキャンペーンはそろそろ終了の時期だが、
この週末もパンはビッグセールスを期待できそう。
注意事項としては、日中の気温は25℃前後まで上がるため、
見た目の脂っこさは毛嫌いされる。
カレーパンや天ぷらなどはあまり強めに売り込まない方が吉。
ところで、今回のゴールデンウィーク、
前半は各地ともおおむね晴れて
比較的過ごしやすい天候だったが、
後半は荒れた天気となった日が多かった。
3日(木)は東日本・北日本で5月としては
記録的な大雨となった地点が続出した。
また、6日(日)は、やはり東日本・北日本で
大気の状態が不安定となり、
竜巻・降雹・雷雨・突風などによる甚大な被害が発生した。
そもそも5月は太平洋側の各地において、
1年の中で最も雷雨や降雹が起こりやすい月である。
それほど珍しい現象ではない。
気候の中期的なトレンドを考えると、
気温・風速・降水量など、
あらゆる気象現象の変化が極端な幅で発生する確率が高まる。
これが、地球温暖化による副作用的影響とみられる。
つまり、長い目でみれば、日本においても
より巨大な竜巻が発生しやすくなっている、と考えられる。
少なくとも5月いっぱいは今回のような
雷雨・突風・降雹・竜巻にご注意いただきたい。
【5月第3週(5/14~5/20)のお天気予測とMDポイント】
週前半を中心に前週からの寒気の影響が残り、
気温は全般に平年並みかやや低め。
極端な寒さはないものの、
朝晩は少しひんやりする日がありそう。
週後半はほぼ平年並みに戻る可能性が高いが、
いずれにしても極端に暑くなることはなさそう。
天気は周期的に変化するが、
そろそろ梅雨の走りとなる時期。
すっきりしない天気の日が数日程度続くかも。
時期的にはこの週末を含む前後3~4週間程度が、
春の運動会・遠足・修学旅行などのピーク。
東京都内などは近年、
運動会の日も給食が出る学校が増えているため、
詳しい状況は店舗ごとに学区の状況を調査いただきたいが、
一般的には弁当関連商品需要が大きく伸びる時期。
繰り返しとなるが、
雨天によって日程変更される可能性がある行事かどうかを確認し、
また週末の天気予報については、
水曜日~木曜日頃から特に注意深くウォッチングして、
発注量を調整していただきたい。
さらに、5月21日は日本の関東~九州にかけての太平洋沿岸地域で
金環日食(それ以外の地方は部分日食)が観測できる。
朝のわずか5分程度だが、東京都心部にいても
金環日食が観測できるのは計算上173年ぶりで、
次回は早くて300年後。
この週末は最後のセールスチャンス。
日食グラスなどの売り切りを。
気象庁の調べによると、
東京の5月21日の晴天率は63.3%。
晴天を期待したい。
<By 常盤勝美>