Jul.1週/太平洋高気圧 勢力強 2週/オホーツク海高気圧 勢力大
【7月第1週 (7/2~7/8)のお天気予測と販促ポイント】
週後半以降太平洋高気圧が勢力を強める
梅雨時はちょっとした梅雨前線の位置の違いによって
天気が大きく異なることが多い。
予報でその微妙な位置を精緻に予測することは非常に難しいため、
しばらく天気予報の精度が低くなってしまうこと、ご了承願いたい。
さて、今週は太平洋高気圧が西の方で勢力と強まる方向。
梅雨前線の西の端にあたる中国大陸では
梅雨前線がかなり北上する。
西日本の太平洋側の地方では週後半を中心に
晴れる日の割合が多くなり、
順調にいけば、九州南部で梅雨明け発表の可能性あり。
東日本方面でも梅雨前線の活動が不活発な影響で、
雲が多めながら、まとまった雨は予想されておらず、
晴れ間の見られる日も多そう。
両地域の間にあたる九州北部~東海地方にかけてが
今週の雨の中心。
範囲は狭いが前線近傍では
梅雨前線の活動はしっかりしているため、
大雨や短時間強雨に注意が必要。
売り場展開としては、夏物、盛夏物を中心に。
この時期、西日本では連日気温が30℃前後まで達し、
東日本でも時折、30℃超えの気温となる。
アイスクリーム、飲料など欠品に注意しながら
こまめに発注・補充を。
ちなみに先週(25日月曜日)に気象庁から
7~9月にかけての3カ月予報が発表された。
ペルー沖で今後エルニーニョ現象が発生する可能性は
否定できないとしながらも、
すぐさま発生する状況ではなく、
今夏の天候に与える影響は軽微とみられる。
地球温暖化等の影響で勢力を強めやすい太平洋高気圧に
より近い西日本ほど猛暑の可能性は高いが、
全般にはおおむね平年並みの夏となる、
という内容である。
【7月第2週 (7/9~7/15)のお天気予測とMDポイント】
オホーツク海高気圧が勢力拡大????
前週後半、西の方で勢力を強めた太平洋高気圧が
早くも息切れの可能性。
むしろまたオホーツク海高気圧が
南に勢力を拡大させる可能性あり。
この影響で北日本は気温が
平年並みかやや低めと予想されるが、
それ以外の地方は平年並み。
ポイントは前週後半の太平洋高気圧が
どこまで勢力を維持できるか。
それによって梅雨明けの範囲がある程度特定できる。
時期的には九州北部より北で
まだ梅雨明け平年日より前だが、
昨年(2011年)は7月9日までに
東北北部までの全地域で梅雨明けが発表されていた。
今年も少なくとも西日本では
梅雨明け対応への準備が必要だし、
昨対比でデータを見る時は、
昨年はすでに梅雨明け後であることに対する考慮が必要である。
梅雨明けが発表されただけで
消費は大きく拡大する。
さらに夏休みが始まれば、
その分、客数も増加傾向となる。
夏物・盛夏物に関しては販売ピークとなるので、
梅雨明けのタイミングの読み・見極めに関しては特に慎重に。
北海道では晴れる日の割合の多い状態が続いていたが、
天気は変わり目。
東北地方含め、曇りまたは雨の日の割合が徐々に多くなる。
この時期、気温の低い日の定番はパンとパスタ、
また気温が25℃を超えない範囲までなら、中華も良い。
詳細な情報が必要な場合は
ライフビジネスウェザーの常盤までご相談ください(tokiwa-k@lbw.jp)。
<By 常盤勝美>