Jun.5週~Aug.1週/夏本番の暑さ! 2週/高温傾向続く
【7月第5~8月第1週 (7/30~8/5)のお天気予測とMDポイント】
夏本番の暑さ!
26日(木)に東北地方で梅雨明けが発表された。
梅雨のない北海道を除き、
日本全域で梅雨が明けた。
東北~九州にかけての各地は
基本的に太平洋高気圧に覆われて、晴天が続く。
ただ、四国や九州南部では台風10号、
南西諸島では台風9号の影響を一時受ける。
1日(水)~2日(木)あたりがいずれの地方にとっても、
台風最接近のタイミングにあたり、雨風が強まりそう。
北海道は週後半以降、
徐々に太平洋高気圧圏内からはずれる。
低気圧が通過したり、オホーツク海高気圧に覆われたり、
と変わりやすい天気となる。
週前半は各地で猛烈な暑さが続くが、
週半ば以降は、一旦、太平洋高気圧が
勢力を後退させるため、暑さは一段落する。
まさに今頃が、1年の中で最も暑い時期。
体温維持のためのカロリー摂取は必要ない時期だが、
代謝を上げて積極的に汗をかき、
体温の上がりすぎを阻止しよう。
そのためにはスタミナのあるメニュー、
発汗効果や利尿作用の高いメニューがよい。
もちろん、水分・ミネラル分補給による
熱中症・脱水症状予防という観点から、
スポーツ飲料系もピーク時期。
様々な企業の客数データを見ても、
およそ気温が33℃を超えると、
客足の伸び悩みが発生しており、
積極的な外出を控えようとする消費者行動がみられる。
むしろ午前中や夕方の比較的遅い時間帯に
客足が分散する傾向が見られるため、
惣菜類などは加工量を適宜調整すべき。
【8月第2週 (8/6~8/12)のお天気予測とMDポイント】
全国的に高温傾向続く予想だが
気象庁発表の1カ月予報では、
この週も全国的に気温高めの予想となっているが、
ちょっと状況が異なる。
太平洋高気圧が一旦勢力をやや後退させる
タイミングと予想される。
よって、高めの気温だったとしても、
7月下旬のような非常に厳しい暑さとなることは考えにくい。
8月7日は二十四節気の立秋。
この日以降の暑さは残暑となる。
この期間はそこそこの残暑が続くものの、
極端な残暑とはならない予想。
気温はすでに1年の中のピーク期を過ぎているし、
またお盆休みが終わると、
心理的にも夏の終わりを実感するので、
夏物・盛夏物に対する関心度が一気に低下する。
盛夏物に対する見切り、
手仕舞いをそろそろ本格的に始めよう。
気温が前日に比べて3℃以上低く、
なおかつ30℃を超えないような日があれば、
関心は秋の味覚(サンマなど)に向くので、
消費マインドの切り替わりのタイミングを読んで
迅速に売り場が切り替えられるような態勢を整えよう。
<By 常盤勝美>