Sep.5週/また残暑傾向 Oct.1週/北日本、やや高温
【9月第5週 (9/24~9/30)のお天気予測とMDポイント】
また残暑傾向
前週は秋雨前線が日本の南海上に南下した影響で、
それまでの猛烈な残暑はようやく一段落した。
特に週末は東日本中心に気温が低く、
一気に本格的な秋到来を実感する陽気となった。
まさに「暑さ寒さも彼岸まで」。
消費者の関心がおでん・練揚物に
グッと集中したと予想される。
ただし、今週は北日本中心に平年より高め。
猛烈な残暑というほどのレベルではないかもしれないが、
残暑傾向がぶり返すため、
練揚物類は伸び悩みの日が多いかも。
味覚は甘味に対する関心が非常に高まっている。
炭酸飲料やチョコレートアイス、
イチゴのショートケーキ、カットフルーツ類などがおすすめ。
今週は気象庁から25日(火)に
10~12月の3か月予報と、寒候期予報(冬期間の長期予報)が発表される。
今冬の天候予測に関して最初に提示される公式の見解。
ポイントは、エルニーニョ現象の影響がどこまで秋冬の天候に及ぶか。
一般にエルニーニョ現象が発生している年の冬は、
南西諸島を除いて暖冬傾向になりやすい統計的な特徴がある。
秋冬物の商売をされている方は特に参考にされたい。
【10月第1週 (10/1~10/7)のお天気予測とMDポイント】
引き続き北日本中心にやや高温
上空に強い寒気の南下は予想されておらず、
引き続き北日本中心に気温は平年より高め。
気温水準的には全国的に過ごしやすいが、
本来であればこの時期もっと冷え込むため、
ダラダラと季節が進む感じ。
売れ筋の中心は、おでん・練揚物・揚物系だが、
全般にやや起爆力が弱いかも。
この週末は体育の日を含む3連休。
この時期はまだ秋の長雨シーズンの末期で
まとまった雨の降りやすい時期だが、
それもほどなく終わり、晴れやすい日が多くなる。
日中の気温も25℃前後と、過ごしやすく、
そういった意味でも運動会シーズン真っ只中。
早いうちから週末の天気予報をこまめに確認し、
体育祭・運動会が開催できるかどうかを
確認しながらの慎重な発注になる。
要注意アイテムとしては、弁当系のアイテムである
冷凍食品やサンドイッチ用パン、
ふりかけ、菓子類など。
<By 常盤勝美>