Oct.5週~Nov.1週/気温下がる 2週/北日本の寒気弱い
【10月第5週~11月第1週(10/29~11/4)のお天気予測とMDポイント】
気温が下がる
11月の声とともに日本の上空には
強い寒気がやってくる。
現在偏西風が蛇行傾向にあり、
西日本にとっては寒気の影響を
直接的に受ける形となり、気温は低めとなる。
北日本~東日本では
寒気が比較的足早に素通りする形となるため、
寒気の影響は小さく、低温傾向は一時的。
平年並みかやや低い程度。
とはいえ、東日本~北日本では
ここしばらく気温が平年よりやや高めが続いていたため、
体感的な寒さは強まる。
ようやく鍋物食材の反応がかなり良くなりそう。
関東などではそれほど強い冷え込みではないため、
おでんなど比較的低カロリーのメニューも並行しての提案が良い。
そろそろ七五三のお祝いがピークを迎える頃。
関東以西の太平洋側では今週末、
雲多めのすっきりしない天気となる可能性があり、
お祝いを別の日にずらす家庭が多いかも。
パーティー用のちらし寿司やオードブルなどは
発注・加工量に注意。
今年は文化の日が土曜日であるため、
例年に比べてこの週の休日が1日少ない。
平日客数が少なく、土日に客数が伸びやすい立地
(例えば郊外ロードサイド、SCなど)
は昨対比で見てもやや厳しい数字となってしまいそう。
【11月第2週(11/5~11/11)のお天気予測とMDポイント】
北日本への寒気の入り込みが弱い状態が続く
偏西風が蛇行傾向であるときは、
同じような天候パターン、気温傾向が続きやすい。
ただしそれがその地域にとって
プラスに働くか、マイナスに働くかは別問題。
前週に引き続き北日本方面への
寒気の入り込みはこの時期としては弱く、
まだ本格的な冬到来というような陽気にはならない。
ただ、道北方面から徐々に
雪の降る日が増えていく方向ではある。
西日本では断続的に寒気が流れ込む影響で
気温は平年並みか若干低めの地方もあり、
順調な季節の進み。
西日本では引き続き鍋物食材、
冬物コートを中心とした売り場展開を。
朝晩の気温が10℃を下回るようになれば、
外出時冬物コートを着用する人の割合が多くなる。
実需要が始まる目安の気温である。
北日本も鍋物・冬物コートが売れ筋の中心だが、
イマイチ盛り上がりに欠ける展開。
パンや中華やイタリアンなど、
気移りの多くなりやすい気象条件。
<By 常盤勝美>