Nov.5週~Dec.1週/気温は平年並み 2週/北日本で寒気緩む
【11月第5週~12月第1週(11/26~12/2)のお天気予測とMDポイント】
全国的に気温は平年並みかやや低め
ここにきて季節は順調に推移している。
日本付近を周期的に気圧の谷が通過する。
これまでは低気圧の主体が日本海で、
日本付近は強い南風が吹くことが多かったが、
今週半ばから、低気圧のコースが南にシフトし、
日本列島の南岸を通過するようになる。
それだけ太平洋高気圧の勢力が後退し、
一方シベリア気団の勢力が
強まっていることの証左である。
低気圧通過後の寒気の流れ込みも順調。
気温は全国的に平年並みかやや低めの日が多い。
特に12月早々の2日(日)~3日(月)は
本格的な「南岸低気圧」が
日本の南海上を東進する予想。
真冬に通過する南岸低気圧は、
時として太平洋側各地に
大雪をもたらすことがある。
今回はまだ時期的に関東などで
雪となる可能性は低いが、
北関東~東北南部平野部及び甲信地方
内陸部では雪の可能性がある。
念のため今後の予報に注目を。
売り場は引き続き鍋物中心。
バリエーションを広げ、
またボリュームのあるものを中心に。
すきやきなどが特にこの時期のおすすめ。
また、前回も解説したとおり、
この時期は大掃除用の清掃用品類がよく売れる。
ただ、今週末の2日(日)は
全国的に曇りがちの天気で、
「大掃除」という感じではないかも。
【12月第2週(12/3~12/9)のお天気予測とMDポイント】
北日本で寒気緩む
北極方面からの寒気の流れ込み具合は周期性があり、
強い寒気が日本列島付近に流れ込みやすい時期と寒気の合間が
1か月のサイクルで訪れる。
この期間、寒気の流れ込みは
北日本方面で若干弱まる。
北海道では気温は平年並みかやや高めで、
厳しい寒さは一段落。
それ以外の地方は引き続き、
偏西風蛇行の影響で西回りの寒気が入り、
気温は平年並みかやや低めの日が多い。
引き続き冬物セールス全般に順調の見通し。
先日の11月22日(木)、
気象庁から3か月予報が発表された。
それによると東日本~西日本では
気温が平年よりやや低い可能性が高いとされている。
要するに、今のような大気の流れが
少なくとも1月頃までは続く予想ということである。
ただ、楽観はできない。
偏西風の蛇行はちょっとした角度の変化によって、
寒さ増す地域・暖かくなる地域がすぐ変わる。
引き続き冬物展開は早め早めがおすすめ。
<By 常盤勝美>