Jan.2週/3連休の天気が懸念事項 3週/寒気の流れ込みは続く
【1月第2週(1/7~1/13)のお天気予測とMDポイント】
3連休の天気が懸念事項
日本付近は強弱を繰り返しながら
冬型の気圧配置が続いている。
また、上空寒気の流れ込みやすい状況も続いている。
この1週間、
寒気の中心が通過するのは北海道付近。
北海道では気温が平年を3~4度程度下回る
厳しい寒さが続く。
それ以外の地方も、
気温は平年よりやや低めの日が多いが、
時折冷え込みが緩み、幾分過ごしやすさを感じる。
またクリスマス頃からの断続的な寒気で、
だいぶ寒さ慣れしていることもあって、
少々の冷え込みであれば、
特に強い寒さを感じないようになっている。
天気分布は引き続き、
日本海側で雪や雨、
太平洋側で晴れるパターンの日が多い。
ただし日本海側各地でもドカ雪となる可能性は低い。
懸念事項としては、
週末の関東以西の太平洋側。
ちょうどその頃、日本のすぐ南が雨雲の通り道となるため、
週末雨雲が太平洋沿岸部にかかる可能性がある。
天気の崩れる規模はまだ不透明だが、
時期的な気温予想を考えても、
東日本の太平洋側では、降雪の確率も結構高い。
念のため、今後の動向に注目されたい。
すっきりしない3連休。
雪や雨の中の成人式も考えられる。
さて、食品需要の方は、
引き続き定番と鍋物料理のローテーションが定石。
上述のように、少々の冷え込みであれば、
人間の体はだいぶ寒さ慣れしてきているが、
すなわち積極的に冬物(衣料品・食料品関わらず)を要求しなくても
機能する体のメカニズムが形成されていることを意味する。
季節とのマッチングで当然のことながら
鍋物料理需要は高止まりするが、
反面、鍋物料理に飽きたら定番メニューも結構支持される。
【1月第3週(1/14~1/20)のお天気予測とMDポイント】
寒気の流れ込みは続くものの規模は弱い
上空の寒気の流れ込みは続き、
気温は平年よりやや低めの予想だが、
個々の寒気の規模はそれほど大きいものではない。
12月上旬あるいはクリスマス頃のような
猛烈な寒さは考えにくい。
引き続き、慣れた寒さ。
この時期、関東以西の地方では、
日中の気温が10℃を上回るとホッとした陽気を感じるが、
この期間、ホッとする陽気の日も結構見られるかも。
ただ、季節的には1年の中で最も寒い時期を迎える。
全国的に朝晩は氷点下の冷え込み。
北海道では日中も氷点下の日が多く、
東北地方でも日中5℃前後の気温が続く。
寒さ対策・インフルエンザ対策・乾燥対策がピーク。
2月に入ると気温トレンドが転換し、上昇トレンドとなる。
その変化を体は敏感に察知し、
冬物への関心が急速に減退し、春夏物への興味が高まるため、
衣料・雑貨の耐久財をはじめとして、冬物は徐々に在庫圧縮の方向性へ。
<By 常盤勝美>
2 件のコメント
いつも拝見しております。今年も参考にさせていただきます。
さて、この寒さは、いつくらいまで続くのでしょうか?
また、スギ花粉の飛散開始はいつ頃と予想されていますか?
ジャスミン様
いつもご愛読いただきまして、ありがとうございます。
上空偏西風蛇行状況に大きな変化の兆しはみられず、
この寒さ、まだ当面続きそうです。例年、2月後半に
入ると春一番が吹くように、気候の変化が見られます。
今シーズンに関しても、気候傾向変化のきっかけとなる
可能性があります。寒さが一段落するのは、2月後半
以降と考えていただくのが現実的と思います。
なお低温顕著の場合は、スギ花粉はほとんど飛散しません。
この先しばらく低温傾向の気候が続くと予想されることから、
花粉の飛散開始は例年より若干遅めとなると考えられます。
例年花粉の飛散開始時期は2月上旬~中旬頃です。
前触れを感じて鼻がむずむずし始めるのは早ければ1月
下旬の人もいるかと思いますが、今年の予想は花粉飛散
開始が2月後半の初め頃(おおむね2月15~20日頃)、
前触れを察知しやすい人は2月上旬後半頃から鼻が
むずむずし始める状況になるのではないかと考えます。
ご参考になさってください。