Jan.4週/北海道の寒さ一段落 5週~Feb.1週/前半寒気
【1月第4週(1/21~1/27)のお天気予測とMDポイント】
北海道の厳しい寒さは一段落
北海道では気温がずっと平年を
大幅に下回る陽気が続いていたが、
ここにきてようやく、低温傾向が解消。
ほぼ平年並みの水準に戻った。
この期間、上空に強い寒気が南下する予想は特にない。
全国的に気温は平年並みか、
九州南部ではやや高めと予想される。
前週までの気温の低さに対する反動で、
体感的にはかなり穏やかな陽気が多い。
ちなみに、例年このような
穏やかな陽気の時期はあるのだが、
昨シーズンはこれがなく、
ずっと寒い陽気が続いた。
懸念事項はこの期間予想されている、
2回の低気圧通過。
1回目は21日(月)~22日(火)、2回目は24日(木)頃。
いずれもほぼ全国的に天気の崩れが予想される。
ただし東京都心などの太平洋沿岸地域は、
今回は降ったとしても雪ではなく、雨の見通し。
雪は内陸部中心で、
それほどまとまった降水量にはならなそう。
日差しはなく、気温の上がり方が鈍いため、
関東周辺だけはこの期間の気温が
平年よりやや低めにブレる可能性がある。
特に強い寒さを感じることはなく、
鍋物料理に対する関心はやや低い。
だからといって、夏のさっぱりとしたメニュー(涼味系)に
関心が高まるほどの気温ではないため、
気象条件的には売れ筋を絞りにくい。
定番メニュー系の食材を中心に、
揚げ物や練揚物など、少し幅を広げて、
広く薄く提案をしよう。
【1月第5週~2月第1週(1/28~2/3)のお天気予測とMDポイント】
前半にやや強い寒気が南下
前週末からこの期間前半にかけて、
やや強い寒気の南下が予想される。
上空の大気の流れを予想は、
寒気の中心は西日本~東日本を通る見通し。
このため、気温は西日本で平年よりやや低め。
東日本では平年並みか、やや低め。
北日本で平年よりやや高めが予想される。
ただ、基本的には日本付近の上空に
寒気が流れ込みやすくなる偏西風が流れる状況は
大きく変化していない。
この先もしばらく、
気温は平年並みかやや低めの状況が続く。
急激に気温が上向くことは考えにくい。
この時期の注意事項は太平洋側の雪。
1月31日頃と2月3日頃は、
東日本の太平洋側でまとまった雪となりやすい。
(厳密には特異日とはいわないが、意味合い的には同じ)
雪が降ればスーパーマーケット、量販店などでは
客足の激減を覚悟しなければならない。
しかし狭商圏かつ徒歩の来店手段が中心のコンビニでは
客足はむしろ伸びることが多い。
雪の日の定番であるホット飲料だけでなく、
生鮮品などにも大きなチャンスが生まれる。
スーパーマーケットは雪の当日は
あまり売上げが期待できないため、
前日にビッグセールスを達成するための仕掛けを。
店内放送やPOPなどで翌日の雪の可能性をアナウンスし、
「翌日分の買い物を当日のうちに」とアピールすることで、
翌日の売上げの落ち込みを前倒しにGETできる。
<By 常盤勝美>