Jan.5週~Feb.1週/かなり穏やか 2週/前半、西日本で高め
【1月第5~2月第1週(1/28~2/3)のお天気予測とMDポイント】
週半ばは、かなり穏やか
第一級の寒波に覆われた状態で週が明けた。
この後しばらく、強い寒気の南下はない。
西日本を中心に週半ば~週後半は
気温が平年を上回り、暖かい陽気となりそう。
北日本~東日本でもだいぶ過ごしやすい陽気となる。
週末も特に強い寒気の南下は予想されていない。
しかし日本付近を低気圧が発達しながら
進む可能性があるので注意。
少し荒れた天気となりそう。
低気圧のコースがまだ判然としないため、
週末の気温予想が非常に難しいが、
高め/低めいずれの可能性もある。
2月3日の節分は冬型の気圧配置となる。
日本海側ではまた雪の予想だが、
それほど長く続く冬型ではない。
そこそこ客の入りは期待できるのではないだろうか。
天気トレンドから見ると寒さは1年の中での底を打った。
今後の気温は上昇傾向となる。
冬型の気圧配置もそれほど長く続かず、
徐々に天気の移り変わりが早くなる。
それに合わせて、気温の変動も徐々に大きくなる。
真冬の寒さが続いている間は、
鍋物料理関連商品が中心の売り場で大きな変化がなかった。
これからの時期は日々の体感温度(陽気)の変化に合わせて、
売り場や売り込むアイテムを変えるべき。
暖かく感じるときは、
葉物野菜を使ったサラダや刺身類、豆腐などが良い。
ただし、葉物野菜は相場高の影響で、
消費者がなかなか手を伸ばしにくいかも。
それ以外には冷たい口当たりで甘いものが好まれる。
代表格は炭酸飲料。
急激ではないものの、
徐々に売り場を春用に移行していくことを
意識していきたい。
【2月第2週(2/4~2/10)のお天気予測とMDポイント】
週の前半、西日本で気温高め
前週後半から寒気の緩んだ状態がつづく。
この週は気温が平年並みに戻る方向ではあるが、
西日本中心に前半はまだ気温が高めと予想される。
北日本方面にはまだ小規模の寒気が
断続的に流れ込む予想。
平年並みに戻るタイミングは西日本より早め。
昨年、関東甲信などでは春一番が吹かなかった。
春一番とは、立春~春分の間に観測される強い南風。
この週から春一番対象期間となる。
ちなみに、春一番が吹く日は、
気温が15℃以上に達することが多い。
「春一番」は、体が本格的に春到来を意識して、
体のメカニズムが冬モードから春モードに切り替わる
大きなきっかけとなる。
できればそのタイミングをもって、
売り場づくりや品揃えも切り替えたい。
ただ注意しなければならないのは、
売り場を一気に春用に切り替えないこと。
例年、4月頃にかけて、強い寒の戻りとなる時期があり、
おでんやカップスープの素など、一旦、冬物需要に戻る。
春をアピールしつつ、
冬物は完全撤収させないことがポイント。
<By 常盤勝美>