Feb.5週/真冬の寒さ緩む Mar.1週/気温平年並みかやや高め
【2月第5週(2/25~3/3)のお天気予測とMDポイント】
ようやく真冬の寒さ緩む
近畿以北の地方で気温が平年より低く、
特に北日本では大幅に低い状態が続いていた。
また、北陸以北の日本海側の山間部では、
記録的な積雪となっているところがある。
これらの状況は、ようやく一段落する。
厳しい寒さ、大雪は26日(火)で一旦解消。
週半ばは気温が平年を上回るところが多く、
ほぼ全国的に暖かい陽気となる。
ただ、このまますんなり春本番とはいかない。
時折、寒気の影響で寒の戻りがある。
今週に関しても、週末はまた一時的に強い寒気が襲来し、
気温が低めとなる。
三寒四温である。
気温の上下を繰り返しながら徐々にトレンドは上昇していく。
売る商品やその売り方をこまめに変えるのが良さそう。
26日(火)まではまだ寒さ厳しい陽気のため、
おでんや野菜スープ、ポトフ、煮込み料理を
想定した売り場展開を。
寒さ緩む週半ばは生野菜サラダやパスタ、いちごなど、
野菜(ビタミン類)が豊富に摂れるメニューやアイテムにシフト。
週末はまた一旦寒くなるため、
揚げ物やかたまりの肉が支持されやすい。
多少、店舗オペレーションは煩雑になってしまうかもしれないが、
こまめに売り場の顔を変える対応をお願いしたい1週間。
まだ春一番が吹いていない地方でも、
3月1日に春一番が吹く可能性がある。
念のため今後の天気予報解説に注目を。
【3月第1週(3/4~3/10)のお天気予測とMDポイント】
気温は平年並みかやや高め
上空の偏西風の蛇行状況は一旦解消。
日本付近上空では偏西風がほぼ東西に流れるようになる。
北からの寒気はあまり南下することはなく、
寒気がやってきたとしても、移動速度が速いため、
影響する期間は比較的短い。
全国的に気温は平年よりやや高めと予想される。
特に西日本以外は2月も顕著な低温傾向が続いていたため、
体感的にはかなり過ごしやすい陽気となる。
つまり、春物に対する関心が一気に高まる。
起爆力に期待。
売れ筋の第一のキーワードはビタミン豊富食材。
これからの時期の気温上昇にあわせて、
食欲は徐々に減退していくが、
その分、ビタミンの摂取量が不足しがち。
野菜全般や旬のいちごなど、
緑や赤(ピンク)を色鮮やかに並べよう。
第二のキーワードは中華やイタリアン。
冬の間、鍋物料理(+ご飯)を食べる頻度が多かったため、
反動で中華やイタリアンに対する関心が高くなる。
引き続き、
サクラの開花予報は㈱ライフビジネスウェザーの
『さくらで元気プロジェクト2013』に掲載しております。
ぜひご参考になさってください。
http://tenki.lbw.jp/sakura2013/
<By 常盤勝美>