Mar.1週/一気に初夏の陽気 2週/平年並みか高めの気温
【3月第1週(3/4~3/10)のお天気予測とMDポイント】
一気に初夏の陽気
週の始まりはまだ前週末の寒気の影響が残り、
気温が若干低めのところが多い。
ただし、
週末に向けて気温は
棒上げ状態。
週後半の気圧配置は
夏型の気圧配置「南高北低」となる。
ほぼ全国的に南風が強まり、
気温は平年を大きく上回る。
また、特に強い低気圧の接近も
予想されていないため、
三寒四温のこの時期としては珍しく
晴天が続きやすい。
ただし、注意事項が2点。
〇なだれが非常に起こりやすい
テレビ報道でお聞き及びかもしれないが、
今年は北海道~北陸の山間部(例えば、青森市酸ケ湯など)で、
観測史上最高レベルの記録的な
積雪を観測しているところがある。
その状況があっての今週後半の気温上昇。
広い範囲で大規模なだれが頻発するおそれがある。今週後半~週末にかけて、
雪山登山を予定されている方がもしいらっしゃる場合は、
予定をキャンセルすることを強く強くおすすめする。
〇春物通り越して夏物需要急拡大か
まだこの時期、外出時はコートを着る方も多いだろう。
ただ、外気温が20℃前後まで上がれば、
むしろ汗ばむほどの陽気となる。体は体温の急上昇に過敏となり、
体温の上がり過ぎを避けよういう機能が
無意識のうちに加速する。
その生体反応は味覚変化や、
料理への関心度合の変化として現れる。飲料やアイスクリーム、絹豆腐などが
爆発的に売れることが期待される。
大規模な欠品に注意。
ちなみにまだ夏本番でない時期に、
南高北低の夏型の気圧配置となって
気温が平年に比べて大きく上昇する状況を
俗に「バカ陽気」という。
例年であれば4月頃にそのような陽気となることがある。
しかし今年はもうバカ陽気の登場が予想される。
東京の週後半の予想最高気温は20℃前後。
気の早い桜は、おもわず咲いてしまうのではないかと
心配してしまうほど。
【3月第2週(3/11~3/17)のお天気予測とMDポイント】
気温は平年並みかやや高め
前週後半から続くバカ陽気は一旦落ち着く方向。
それでもまだ気温は平年よりやや高めが続く。
北極方面からの強い寒気の放出も、
季節の進みにあわせてだいぶ間隔が長くなる。
また上空の偏西風の流れが変化したため、
日本付近に強い寒気が流れ込みにくい状況が形成されている。
天気は周期的に変化する予想。
それにあわせて気温変化の波もやや大きそう。
陽気の変化が激しく、それにあわせて
お客様の興味もコロコロ変わるため、
こまめな売り場対応が要求すれる時期。
気温が高ければ、苦味系、酸味系、辛味系、
気温が低ければ、甘味系が好まれる。
生物の分野では、
スギ花粉の飛散量がピークを迎える頃。
雨が強く降らない限り、花粉飛散量予測は
連日、「多い」または「非常に多い」となる。
サクラの開花予想も、この期間の高温傾向により、
だいぶ前倒しとなる可能性が出てきた。
今シーズンは、これまで冬らしい寒さが続いていたので、
サクラの休眠はバッチリ。
気温上昇によってすっきりとした目覚めが予想される。
引き続きサクラの開花予報は㈱ライフビジネスウェザーの
下記ページにて掲載しております。
ご参考になさってください。
『さくらで元気プロジェクト2013』 http://tenki.lbw.jp/sakura2013/
<By 常盤勝美>