May1週/GW後半おおむね晴天 2週/気温平年並みに戻る
【5月1週(4/29~5/5)の天候予測とMDポイント】
GW後半の4連休もおおむね晴天、
北日本の低温も解消傾向
今週は、4月30日(火)~5月2日(木)頃にかけて、
低気圧が通過し、全国的に天気が崩れる。
それ以外は広く高気圧に覆われて、晴れる日が多い。
GW後半の4連休も全国的におおむね晴天となる。
ただし西日本では連休最終日に雨が降る可能性が高い。
もし東京でGW期間中に1mm以上の雨が降ることが1日もなければ、
2010年以来、3年ぶり。
上空にはこの時期としては強い寒気が居座っており、
この低気圧の通過後が寒気のピーク。
北日本を中心に全国的に低温だが、
週末には徐々に低温が解消する方向。
全般に気温は平年並みに近づく。
まだ今週中梅雨入り発表となるかどうかは微妙だが、
GW明け早々にも梅雨入り発表の可能性が高い。
南西諸島の梅雨入り平年日は、
沖縄地方 5月9日 (昨年は5月13日)
奄美地方 5月11日 (昨年は5月13日)
気温が低めの時期が多いため、
アイスクリームや飲料など夏物・盛夏物需要の伸びはイマイチ。
それでもGW後半の4連休もまずまずの天気となるため、
行楽用品や弁当関連食材などは引き続き絶好調が期待できる。
それよりも積極的に販促を仕掛けてほしいのは
紫外線対策用品と帽子。
「バーンタイム;burn time」あるいは
「タイムトゥバーン;time to burn」
と呼ばれる表現が海外では一般的。
直射日光下に、何分居続けたら日焼けするか、
紫外線の強さを示す指標。
最も強いときは15分足らずでも日焼けする。
今週のバーンタイムはおよそは30分程度。
中~強程度の紫外線が地表面に降り注ぐ。
南西諸島だけは、梅雨入りが近いこともあり、
雨対策・高湿度対策が中心。
春は苦味に対する関心が高い季節。
季節の食材に合わせて、
これまでの時期は植物の若芽や山菜から苦味を摂っていたが、
これからはお茶の苦味が好まれる。
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【5月2週(5/6~5/12)の天候予測とMDポイント】
ようやく気温は平年並みに戻る
前週までの上空の寒気は抜け、
週前半は比較的暖かい空気に覆われる可能性も。
気温は全般におおむね平年並み。
低温傾向は解消。
ただ極端な高温も今のところ考えにくい。
例年どおり、天気は周期的に変化すると見込まれる。
昨年(2012年)5月6日、
関東北部で竜巻が多数発生し、
そのうちの1つが茨城県つくば市周辺を襲って
大きな被害を出したことはまだ記憶に新しい。
関東北部ではすでに今年先週26日(金)に経験しているが、
午後激しいにわか雨に見舞われることがこの時期よくある。
落雷による停電や
降雹による店舗施設・駐車場の車等の破損被害に注意。
食料品部門の売れ筋では、
基本的に夏物(涼味系・乾麺など)が中心であるが、
初夏の陽気に多少飽きてきているところもあり、
ポイントが絞りきれない時期と思われる。
定番系メニューへの関心も結構高い。
気温が大幅に高ければ、涼味中心だが、
平年並みかやや高い程度なら定番メニュー系、
平年より低めなら中華や揚げ物中心という感じで
臨機応変に状況判断しよう。
南西諸島の梅雨入りをきっかけに、
梅雨に対する関心が徐々に高まっていく。
南西諸島以外の各地でも、
雨・高湿度対策商品のフェースを徐々に拡大し、
場合によっては特設売り場を作り始めるころ。
<By 常盤勝美>