Jun.2週/台風3号に注意 3週/台風の状況次第
【6月2週(6/10~6/16)の天候予測とMDポイント】
台風3号の動きに厳重注意
8日(土)の夜、不意にフィリピンの東で発生した台風3号。
今週はこの台風3号に翻弄される1週間となる。
台風3号が西日本の南の海上をゆっくり北上する。
13日(木)頃には
西日本のどこかに上陸する可能性が高い。
今後の動向に十分注意をしてください。
北日本でも、台風とタイミングをあわせる形で
気圧の谷が通過する。
その影響で週末は天気ぐずつく。
気温の予想はやや複雑。
日差しが減る分、気温上昇は抑えられるが、
台風がもたらす熱帯の空気の影響で、
気温が上がりやすいという効果もある。
トータルではほぼ平年並み。
日差しがある場合は、
高ブレの可能性と考えていただくのが良さそう。
さて今週は、
台風対策のウェザーMDの緊急発動。
今回の台風は規模がそれほど大きくなく、
また勢力が非常に強まるわけでもないので、
広範囲に甚大な被害が発生する可能性は低い。
(とは言っても、台風が日本列島に上陸すれば、
過去99%以上の確率で犠牲者が出ている。
進路にあたる地方の方を中心に十分注意してほしい)
緊急災害物資的な需要はそれほど多くなく、
停電対策、家屋修繕対策、通過後の清掃対策商品が
中心と考えられる。
想定される範囲は今のところ、
九州南部~四国~中国~近畿~東海~北陸。
コース次第では関東や東北地方も
大きな影響を受ける可能性があるので、事前の対策を。
翌日に台風の最接近・上陸が予想される場合は、
「翌日分の買い物を当日ののうちに」という
店内アナウンスが有効。
食料品部門に関しては、
気温の上がり方を見ながら判断。
気温が高く蒸し暑ければ、
アイスクリームや飲料、涼味系など盛夏物商品を。
気温の上がり方が鈍い場合は、
パン、パスタ、中華の王道3部門。
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【6月3週(6/17~6/23)の天候予測とMDポイント】
台風の状況次第、現時点でシナリオ不透明
台風が天気図上に現れた場合、
前後で天候変化パターン(天気・気温傾向)が
大きく変わる場合がある。
ただ、台風のたどるコースや、
その後の日本周辺の高気圧の勢力分布による違いが大きく、
この段階で確度の高い予報は出しづらい。
現時点では、太平洋高気圧がやや勢力を強め、
梅雨前線の活動は不活発を示唆する状況が読み取れる。
予報が非常に困難ではあるが、現時点では高温少雨傾向が
継続する可能性が最も高い。
空梅雨傾向か。
盛夏物などに特化した特売を仕掛けづらい状況。
予報のブレが大きすぎる。
大規模な特売は見送り方向で考えておいた方が無難。
大外れ覚悟でヤマをはるなら、
高温を想定した企画を。
乾麺・めんつゆ・冷しゃぶ訴求。
<By 常盤勝美>
2 件のコメント
こんばんは、MAKOです!
6月の台風はこれで2年連続ですね。昨年の梅雨期は、台風が本州に上陸し、静岡県では塩害による農作物の被害がありました。昨年の二の舞になりそうですね。
今年の春は、全国的に寒春でした。北日本は、5月にオホーツク海側を中心に季節外れの大雪に見舞われました。東・西日本も3月は記録的な高温でしたが、新緑寒波襲来で気温が平年を大幅に下回りました。
4月以降も高温傾向が続いていれば大暖春になったのに・・・・。
来年こそは、大暖春が復活することを切に願います。
今年の夏ですが、1993年以来20年ぶりの大冷夏が懸念されます。大冷夏だと、夏風邪が流行ります。勝美さん、夏風邪には気をつけてくださいね。
MAKOさん、いつもコメントありがとうございます。
昨日ブログ担当者にお願いして原稿を差し替えたとおり、今回の台風3号、最新の進路予想では、このまま間もなく消滅の見通しです。大きな塩害にはならなくて済みそうですよ。
なお今春に関しては気象庁の振り返り資料を参照していただくと良いと思います。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1306/03b/tenko130305.html
それによると、東京・横浜・千葉の3地点では3か月平均の気温が、観測史上最高でした。
結果的には大暖春だったといえるかもしれませんね。3か月平均気温が観測史上最低を
記録した地点はなかったようですが、北海道ではサクラの開花が記録的遅かったことから、
大寒春だったといって良いでしょう。
まだ夏の天候は読めないですが、MAKOさんもご自愛ください。