Jul.1週/梅雨前線活発化 2週/前線が本州付近に停滞
【7月1週(7/1~7/7)の天候予測とMDポイント】
梅雨前線活発化と
前線に向かう強い南西風
活動レベルを弱めていた梅雨前線は、
週前半、一旦天気図から消滅する。
全般にまずまずの天気。
南西諸島は太平洋高気圧、
北日本は北海道の東に中心を持つ高気圧に
ともに覆われる。
東日本~西日本付近も、
目立った低気圧・高気圧はないが、
緩やかな高気圧圏内。
梅雨明けしている南西諸島ではその後も夏空が続く。
それ以外の地方は週半ば以降、全般にぐずついた天気となる。
特に九州地方と西日本~東日本の日本海側では、
ちょうど梅雨前線本軸の活発な雨雲がかかって、
記録的な大雨に発展するところがある。
豪雨被害に注意。
気温は前週末の傾向が続き、全般にほぼ平年並み。
週半ば以降、梅雨前線に向かって
南寄りの風が強まる影響で平年より高め。
気温だけでなく湿度も高いため、
かなり蒸し暑い陽気となる。
アウトドア関連商品の販促は、週後半に一旦下火となる。
週末の天気次第だが、
東日本中心に週末晴れ間の期待できるところがある。
それらの地方では今週末も
アウトドア関連商品の高い需要が見込めるので、
積極販促を続けたい。
7日(日)は七夕。
この時期、大気中にちりやほこり、
水蒸気が多く存在しており、空の透明度は低い。
大都市部などで天の川をはっきり確認することは困難。
それでも売り場には大きな笹を飾り、
お客様(特に子供たち)に願い事を書かせるイベント企画を。
ありきたりだが、ウケは良いと思われる。
今年からのブームに乗っかろう。
「笹かま食べて、星に願いを!」
【7月2週(7/8~7/14)の天候予測とMDポイント】
梅雨前線が本州付近に停滞
現時点で梅雨前線が大きく北上する兆しはまだ見られず、
日本列島付近に停滞すると考えるのが自然。
前線の動きは小さく、
同じ地域で長い間強い雨が降り続く恐れがある。
土砂災害に発展するほどの集中豪雨に警戒が必要。
特に注意が必要な地域は、
海側から流れてくる雨雲が最初に陸地にかかる、
西日本~東日本の日本海側の地域。
例年これらの地域のどこかで
この時期、集中豪雨が発生する。
雨雲が南北どの範囲で広がるか、予想が難しいが、
九州南部では前線の南側に入り、
太平洋高気圧の勢力圏内となる可能性もある。
南西諸島に次ぐ梅雨明けの可能性あり。
九州南部の梅雨明け平年日は7月14日。
この期間に梅雨明けが発表されてもそれほど不思議ではない。
北海道ではここしばらく晴れ間の多い天気が続いていたが
季節の変わり目を迎えている。
今後は北海道方面でもぐずついた天気の日が徐々に多くなる。
この期間は、梅雨末期の集中豪雨が発生しやすい時期。
毎年必ずといって良いほど、
甚大な被害が発生するほどの集中豪雨になる。
集中豪雨被害が大きくニュース報道されると、
人々の防災意識も高まり関連商品のニーズにつながる。
非常食や飲料水、常備薬、乾電池、ロウソクなど、
意識の高いこの時期に適切に露出しておくと
購買につながる。
実際に防災準備をしっかりしておくことによって、
被害を軽減させることも可能である。
<By 常盤勝美>