Jul.2週/週末は戻り梅雨 3週/本州に前線停滞?
【7月2週(7/8~7/14)の天候予測とMDポイント】
東北北陸除いて全般に晴れ間が多いが、
週末は戻り梅雨。
今週は週後半にかけて太平洋高気圧がかなり勢力を強め、
すでに梅雨明け発表されている
関東甲信以西の各地で夏空が広がる日が多い。
さらに今朝11時に、
九州南部~東海でも一斉にに梅雨明けが発表された。
しかしながら連日、
南から湿った空気が流れ込み続ける影響で
大気の状態が不安定となり、
所々でにわか雨・雷雨に注意。
日本の南海上には8日(月)の9時頃、
台風7号が発生。
当面、沖縄・台湾方面に進む。
今のところ影響は沖縄地方のみと予想されるが、
その後の進路がまだ不透明。
そのまま西進して衰弱するか、
東に転向して日本列島をうかがうかは、
もう少し見極めが必要。
台風が梅雨前線を引っ張る形で南下し、
日本付近に停滞するため、
今度の3連休は全国的にぐずついた天気となりそう。
戻り梅雨傾向。
梅雨明け直後の酷暑時は熱中症患者が急増する。
今週後半にかけて、
熱中症対策商品を最前面でアピールすると良い。
基本的には水分+塩分(ミネラル分)なので、
両方同時に摂取できるイオン飲料、スポーツ飲料が効果的。
飲料だけでなく、塩分(ミネラル分)を摂取できる食材も
セールスチャンスであることに違いない。
それ以外にも梅雨明け発表と同時に、
夏休みのアウトドアレジャー関連アイテムの動きが
非常に良くなる。
帽子やUVケア用品、虫取り網、浮き輪など。
特に浮き輪は学校の水泳授業では使わないので今がピーク。
手持ち花火などの欠品にも注意。
ただ、今週末せっかくの3連休だが、
あいにくの天気の予想のため、
直前の駆け込み需要はやや少なめか。
【7月3週(7/15~7/21)の天候予測とMDポイント】
梅雨前線が本州付近に停滞か
3連休の最終日はほぼ全国的にぐずついた天気となる。
その後の天候推移はまだ不確定要素が多すぎて判然としない。
個人的な勘としては、
再びすぐさま梅雨前線が北上する状況は
なかなか考えにく。
すっきりしない天気がやや長引く可能性を懸念する。
北日本では気温平年並みかやや低めの可能性も考えられ、
東日本~西日本でもおおむね平年並み程度と予想される。
まだ梅雨明け発表されていない
北陸~東北の梅雨明け発表のタイミングも
まだ当面先と考えるのが現実的か。
今年は22日(月)が土用の丑の日。
直前の20日(土)~21日(日)がウナギ商戦のピーク。
ただし、どれほどの暑さになるかまだ読みにくい。
もちろん、暑さ対策、ウナギの積極販促は外せないポイントだが、
むしろ少し気温が下がることを想定して、
お菓子や肉類なども腹案として用意する
両睨みがおすすめ。
<By 常盤勝美>
2 件のコメント
こんばんは、MAKOです!
東北など北日本ではここ最近、悪天候の日が続いています。来週も悪天候は続くでしょう。こうなると、1993年のような大冷夏も否定はできませんね。
8月は、南西諸島を除いて悪天候・低温になるのでしょうか?
MAKOさん、いつもご愛読ありがとうございます。
今年は3月(太平洋高気圧の影響を受けやすいシーズン当初)から、太平洋高気圧が勢力を強めるサイクルが通常の年と少し異なっているという状況はあり、本来太平洋高気圧が一番の勢力となる7月下旬~8月にかけて、通常年とは異なって(太平洋高気圧の日本付近への張り出しが弱く)気温低めとなる可能性は確かに考えられます。
ただ、気象庁の作成している中長期予報資料をみると、この先、たとえば1993年や2003年に匹敵するような冷夏の可能性を示唆する兆しはなく、今のところ、悪天候・低温は考えにくいです。
しかしながら、温暖化等の影響もあって、急に気候が大きく変化することが起こりやすくなっているため、予期せず低温傾向となる可能性も否定できません。
関東では昨日から急に凌ぎやすい陽気となっています。週末一旦暑さが戻る見込みですが、来週にはまたやや不順な天候となる見通しです。まだ何とも言えない、悩ましい状況であることは確かです。ご参考までに。