Jul.4週/ぐずつく天気 5週/オホーツク海高気圧が優勢
【7月4週(7/22~7/28)の天候予測とMDポイント】
北海道と沖縄を除き、全般にぐずつく
太平洋高気圧は前週に比べて、勢力をやや後退させそう。
代わってオホーツク海高気圧が、勢力を南の方に拡大させる。
北海道と沖縄以外では雲に覆われやすい状態が続く。
偏西風の蛇行が発生している。
本来、「梅雨明け十日」の夏空になりやすい時期だが、
雲に覆われて晴れ間はほとんど期待できない。
西日本では南からの熱帯の空気が入り込みやすいが、
日差しが少ない分、気温の上がり方がやや鈍る。
この時期らしい暑さに落ち着く。
関東甲信~北陸~東北にかけては、、
オホーツク海高気圧方面からの冷涼な北東の風が入りやすい。
北海道の東部と東北地方の太平洋側では
気温が平年を下回る日が続きそうだ。
雨雲の通り道になる北陸地方は、
週半ば以降、長雨による大雨に注意が必要。
今週は「北冷西暑」。
梅雨明けしていない東北~北陸地方は、
冷夏傾向を前提としたMDが必要。
たとえばパン類や中華惣菜、菓子、麺(パスタ・うどん・ラーメン)、
茶葉、即席食品系などを中心に展開したい。
関東以西は、
飲料やアイスクリーム系はしばらく好調の見通しだが、
次週以降の天候予測については注意しておこう。
【7月5週(7/29~8/4)の天候予測とMDポイント】
オホーツク海高気圧が優勢
太平洋高気圧はまだ勢力を後退させたまま。
南西諸島を除き、ほぼ全国的に
気温は平年並みか、やや低め。
関東甲信~北陸~東北を中心に
降水量は平年より多め。
北陸、東北地方の梅雨明けは、
8月にずれ込む可能性が高まっている。
8月に入ると、盛夏・夏物衣料への関心がかなり薄れてくる。
積極的な在庫圧縮に動くべき。
気温が落ち着いてくるので、
熱中症対策関連はいったん売場を縮小してもよい。
スタミナ系食材よりも、
風邪対策のサプリ系や野菜飲料などを積極展開したい。
間食向けの菓子類や和日配(和菓子など)は
品揃えを強化してもおもしろい。
<By 常盤勝美>