Aug.3週/季節の変わり目 4週/気温平年並みに近づく
【8月3週(8/19~8/25)の天候予測とMDポイント】
ゆっくりではあるが、季節の変わり目。
ちょっとだけ季節の進みを感じる1週間。
晴れて残暑厳しい陽気が続く天候パターンは
変わり目を迎える。
原因は日本列島をゆっくり南下する雨雲の通り道。
秋雨前線に相当し、
先週末は北海道の一部で集中豪雨をもたらした。
これがこの週末には日本列島の南岸付近まで南下する。
南下の過程であちらこちらに集中豪雨をもたらしそう。
ただし、ずっと降り続く雨ではない。
気象庁発表の週間予報では
なかなか傘マークとして表現しにくいので注意。
傘マークの予報でなくても、
東日本~西日本では週半ば以降、
時折雨が降ってもおかしくない気象条件。
気温はあいかわらず全国的に高めだが、
前週までの猛烈な残暑は徐々におさまる方向。
西日本でも週末には最高気温が35℃に届かないようになる。
加えて、北日本では大陸育ちの乾いた空気を持つ
北からの高気圧に覆われるため、湿度が下がる。
カラリとした陽気。
暑さの中にも季節が進んでいることを実感しそう。
西日本では引き続き熱中症対策、紫外線対策、夏バテ対策。
まだまだ塩味テイスト、スパイシー系、飲料系のニーズが高い。
UVケア用品への関心も強い。
一方、北日本中心にそろそろ
売り場の模様替えの準備をしよう。
お客様が少しでも感覚的に秋を察知した瞬間に
関心は一気に秋物にシフトする。
サンマがリスク高いのであれば、
きのこ類や炊き込みご飯、梨・ぶどうなどのフルーツ、
おでん具材(練り物)を中心に展開。
売り場の造作にも、もみじや赤とんぼなどを利用して。
【8月4週(8/26~9/1)の天候予測とMDポイント】
気温だいぶ平年並みに近づく
どんなに残暑厳しくても、
確実に季節は進んでいる。
気温の年間ピークは過ぎ、このお盆休み明け頃から、
平年気温の下がり方の傾きが徐々に大きくなる。
太平洋高気圧の勢力が平年並みに近づき、
猛烈残暑も一段落の兆し。
北日本では太平洋高気圧の勢力圏内から
早めにはずれるため、
気温が平年並み水準に戻るのも、他の地方に比べてやや早い。
東日本~西日本ではまだ平年並みかやや高めの気温。
晴天が続く天候パターンから次のステージに進み、
時折雨の降りやすい天気の日が見られそう。
前回案内したとおり、気温が20℃を下回るようになると
体は寒さ(気温低下)を感じるようになる。
北日本では朝晩気温が20℃を下回ることが
多くなると予想される。
練り物やフルーツ類、根菜・きのこ類など、
秋の味覚系の売り場を大きく広げたい。
飲料系でも、少し甘味のある野菜飲料や炭酸飲料が売上げを回復する。
9月1日は二百十日。
お客様の防災意識が高い時期でもある。
台風などが予想されていたらなおさら。
保存食・非常食・飲料水などの展開を。
保存食の買い替え忘れ(消費期限切れ)がないか、
POPやトークでお客様に語りかけるもの良い。
<By 常盤勝美>