Sep.1週/台風17号の動向に注意 2週/平年並みの気温
【8月1週(9/2~9/8)の天候予測とMDポイント】
台風17号の動向に注意
今週は秋雨前線の位置関係、熱帯の空気の入り具合など、
天気・気温予想がやや複雑。
関東は秋雨前線から比較的遠いため、影響はやや小さい。
雲の出やすい天気ではあるが、まとまった雨の可能性は低い。
日差しの分だけ、気温は平年をやや上回る。
西日本では秋雨前線に近く、週前半を中心に雨が降りやすい。
熱帯の湿った空気は流れ込むものの、日差しがなく、
雨がしっかり降る分、気温の上がり方は鈍い。
週前半、気温は平年を下回る。
北日本では週前半、秋雨前線による雨が降る。
ただし、台風17号の予想進路次第。
雨が予想される日は気温が平年並みか平年を下回るが、
週後半は平年よりやや高め。
非常に大雑把にいえば、晴れれば気温が平年を上回り、
雲に厚く覆われれば気温が平年を下回る。
週間トータルで見た場合は、両者のバランスと考えればよい。
今週はまた残暑傾向とはいえども、
前週の凌ぎやすい陽気によって、
各地で体が秋を感じ始める”スイッチ”が入った。
消費者の関心は秋物食材主体となりつつある。
この時期の定番は揚げ物、天ぷら、おでんなど。
少しカロリーはあるが、それほど熱々でないもの。
また、カロリーは高くないが、熱々のものなども好まれる。
参考までに、おでん販促用のリーフレットを作成したので、
是非リーフレットやPOPとしてご活用いただきたい。
それ以外にも、甘くて冷たいものがこの時期の定番。
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【9月1週(9/9~9/15)の天候予測とMDポイント】
特筆すべき状況は予想されていない、気温も平年並み
台風による上空の大気の流れに
大幅な変化が生じないことが前提ではあるが、
天気は全般におおむね周期的に変化する。
気温もほぼ平年並みの予想が前提だが、
地球温暖化などの影響で、
どちらかというと高ブレの可能性が考えられる。
季節の進みはほぼ順調と考えて良い。
この週の売れ筋のポイントは、
秋物メニューの立ち上がり対応と
台風対策の防災グッズ。
9月17日頃と26日頃は、大型台風が接近しやすい日
(特異日みたいな感じ)として知られている。
また今後の売れ筋として
準備を進めておいていただきたいのが、
運動会関連商品。
これまで再三解説しているとおり、
今年は昨年同時期に比べて気温が低く、
また盛夏期のピーク気温から比べても落差が大きいため、
気温以上に秋物に対する関心は早い段階から高まりやすい。
秋物定番を積極的にアピールする時期。
アパレル業界ではそろそろ冬物コートの展開準備を始める頃。
<By 常盤勝美>