Sep.3週/日本列島に台風一過 4週/北日本上空に弱い寒気
【9月3週(9/16~9/22)の天候予測とMDポイント】
台風が日本列島の空気を洗い流した。
台風18号の通過により、
日本列島に停滞していた秋雨前線が取り払われた。
今週の日本列島付近は東西に連なる移動性高気圧に覆われるパターン。
週を通してすっきり晴天となる地域が多い。
ただし南西諸島だけは、
沖縄の南海上にやって来る台風の遠い影響を受けて、
週後半変わりやすい天気。
台風は日本列島を覆っていた夏の空気を洗い流した。
週前半は気温が平年並み程度に落ち着き、
何といっても湿度がそれまでに比べて大幅に下がるため、爽やかな陽気となる。
秋らしさを強く実感する。
ただ週後半は次の台風発生により勢力が強められた太平洋高気圧の影響で、
気温やや高めとなる。
まだすんなり秋が深まる状況ではない。
おでんの本格展開開始のタイミング到来!!
特に週前半は朝晩、日中ともに気温はほぼ平年並みかやや下回るため、
秋本番到来という感覚が強く、秋の味覚への関心が大きく高まる。
多くの地域で朝晩の気温が20℃を割り込むため、暑さを感じることは
なくなり、むしろ寒さに対する準備を体が始める。
あったかメニュー絶好調!
台風が上陸・通過した地域では、回復、復旧作業が行われる。
清掃用品、家屋修繕用品の品ぞろえを厚くするとともに、
料理もままならない状態であると想定されるので、
惣菜、簡便食材の割合を多めにする。
週末の3連休、先週の3連休と打って変わって、
おおむね晴天の地域が多いと予想される。
絶好の行楽日和、お墓参り日和。
お弁当及びお弁当用食材、お菓子類、
500mlペットボトル飲料などの展開も忘れずに。
【9月4週(9/23~9/29)の天候予測とMDポイント】
北日本上空にちょっとした寒気。
例年の傾向から考えると、まだ秋雨シーズンが終わる時期ではない。
東日本~西日本ではやや勢力の強い太平洋高気圧の影響を受けやすく、
また秋雨前線の影響を受ける可能性が高く、天気は周期的に変化。
まだまだ大雨には注意が必要。
気温は平年より高めで残暑傾向。
一方、北日本上空にはちょっとした寒気が流れ込む予想。
この寒気はあまり南下しないため、影響は北日本に限定的だが、
寒気の影響を受ける範囲(北海道中心)では
気温が平年並みかやや低め。
大雪山系での初雪など、冬の便りが届くかもしれない。
北日本では冷え込みやや強まる影響で、
引き続きおでん展開中心。
最低気温が10℃を割り込むようになると、
本格的に寒さ対策せずにはいられない状態になるため、
おでんと並んで鍋物食材も伸び始める。
鍋つゆの売り場も大幅に拡大を。
長ネギや白菜などの鍋野菜類も全面的に。
ただ、野菜は天候の影響等で相場が大きく変動しやすいので、
価格を見極めながらの展開。
秋の運動会シーズンが始まる頃。
週末の天気予報を見ながら、慎重に弁当用食材の展開を。
菓子類、ふりかけ、ウィンナー類、サンドイッチ用パンなど。
<By 常盤勝美>