Nov.1週/前半高め、週末は寒気 2週/前半寒気、後半緩む
【11月1週(11/4~11/10)の天候予測とMDポイント】
前半高め、週末は寒気接近。
天気図パターンとしては、この時期らしい変化。
3日程度の間隔で日本付近を通過する気圧の谷の影響で、
「2日晴れて、1日雨が降る」というサイクルとなる。
天気の崩れるタイミングはおおむね7日(木)頃と10日(日)頃。
7日(木)頃に通過する気圧の谷の背後には特に強い寒気はないが、
10日(日)頃に通過する気圧の谷の背後にはやや強い寒気がひかえている。
前半から半ばにかけて気温は全般に平年並みかやや高め。
順調に気温低下傾向。
ちなみにちょうど本日4日(月)、大阪では木枯らし1号が吹いたと発表された。
今週末は少なくとも極端な暖かさとなる可能性は低く、
鍋物食材好調となりそう。
定番の鍋物料理に少し飽きを感じ始める頃だろうから、
プチ贅沢な肉とセットなど、少し変化球的な提案が新鮮味を与える。
飽き防止には最適。
なお、詳しくは2週目のMDポイントのところで解説するが、
10日(日)は大安吉日。
天気次第ではあるが、七五三のお祝いが集中可能性が高く、
お祝い系メニューの欠品に注意。
【11月2週(11/11~11/17)の天候予測とMDポイント】
前半は寒気だが、後半は冷え込み緩む。
引き続き天気は周期的に変化する予想。
早ければ前週末頃から上空にやや強めの寒気が南下する。
寒気のピークは週前半。
順調に行けば11日(月)、東京で木枯らし1号が吹く可能性がある。
初雪が遅れている、帯広・旭川・釧路を除く北海道平野部でも
このタイミングまでには観測されそう。
ちなみに初雪の平年日が10月22日の稚内。
今年は2003年以来10年ぶりに初雪が11月にずれ込んだ。
1938年の観測開始以来、最も初雪が遅かったのは、
1990年の11月10日。
いずれにしても週前半は気温は平年並みかやや低めの可能性が高い。
ただ今回の寒気は一過性。
気温の低い状態がそれほど長続きすることはなく、
週後半にはまた気温平年よりやや高めとなり、冷え込みは緩む。
寒冬傾向の長期予報だが、まだ比較的穏やかな天候変化。
この週、七五三のお祝いピーク。
ちょうど11月15日は土曜日だが、あいにく仏滅のため、
お祝い事は敬遠されることだろう。
16日が日曜日にあたり、七五三参りやお祝いでにぎわうことだろう。
オードブルなどお祝い用のメニューの発注強化を。
ただ天気があいにくと予想される場合は当日のお祝いを見送り、
別の日に行うことになるので、大量の廃棄が生じるおそれがある。
天気予報をみながらの発注量調整を。
それ以外は鍋物料理中心の売り場づくりが基本。
週末は冷え込み緩む可能性が考えられるため、鍋物は伸び悩みの可能性。
フライや揚げ物、煮物用食材を中心に。
<By 常盤勝美>