Nov.3週/西回りの寒気が流入 4週/大気の流れに変化なし
【11月3週(11/18~11/24)の天候予測とMDポイント】
西回りの寒気が流れ込む
日本海に動きの遅い低気圧があって、しばらく居座り続ける。
北海道は居座り続ける低気圧の影響を受けて、
週後半にかけてぐずついた天気が続く。
東日本~西日本ではおおむね晴れる日が多く、空気が非常に乾燥する。
ただ西日本の日本海側の地方では
初め寒気の影響を受けてしぐれの天気となる。
寒気の影響をより強く受ける西日本ほど気温は平年より低めの予想。
寒気が多少弱まった状態で上空にやってくる東日本では
気温平年並みか若干低い程度。
エアポケットに入り、寒気の影響が小さい北日本では平年より高め。
北暖西冷の気温分布が予想される。
日本海の低気圧がどく週末は北日本でも晴れ間が見られるようになり、
気温も全般に平年並みか若干高めとなる。
西日本中心に、週前半中心に寒い陽気となるため、
鍋物料理は全般に堅調。
鍋つゆ、練揚物、長ネギ、白菜、うどんなど定番の欠品に注意。
携帯カイロや湯たんぽ、しょうが湯/くず湯など
体を芯から暖めるためのアイテムも売上げ右肩上がりの状況が期待できる。
ただ週末は全国的に小春日和となる可能性。
客足はある程度期待できるものの、
食料品においては鍋物伸び悩みの懸念もある。
予想気温を参考にしながら。
最高気温が20℃を超え、また最低気温が10℃を割らない予想であれば、
鍋物食材の売上げが頭打ちとなるので、注意レベル。
【11月4週(11/25~12/1)の天候予測とMDポイント】
上空大気の流れに大きな変化なし
偏西風の蛇行が発生している場合は、
全般に異常気象が発生し状況変化のない状況がしばらく続くことがある。
この期間も状況は前週と大きく変化しない見通し。
北日本ではぐずついた天気の日が多いものの気温はやや高め、
西日本では寒気の影響を受けやすく気温やや低め、
東日本ではその間に入りおおむね平年並みという状況が続く。
12月を迎え、そろそろ冬物季節アイテムの売上げの伸びが鈍化し、
耐久財に関しては緩やかに減少に転じる頃。
この頃までにはだいぶ体も寒さに慣れる機能が備わってくる(寒冷順化の完成)ため、
多少の寒さにさらされても、ある程度は体内産熱でしのげるようになる。
基本の鍋物提案は間違いないが、
鍋物一本調子から、徐々に売り場のバリエーションを広げるタイミング。
変わり鍋つゆのフェースを想定的に増やし、
ちょい足し提案などにも注力する。
中期的な売り場の飽き防止にもつながる。
<By 常盤勝美>